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弦張替え



数週間前にA線(ラーセン・ソリスト)が切れてしまい、
もう10年以上前に予備として買っておいたヤーガーのA線を張ったが
響きが豊かではないので、新たに弦をフルセット購入して張り替えた。

今回はいつもの
A ラーセン・ソリスト
D、G プリム
C スピロコア (クロム巻)


ではなく

弦張替え_d0010720_15005922.jpg

A ラーセン・ソリスト
D、G ベルカント
C スピロコア (タングステン巻)
と少々奮発してみた。

で響きはというと
かなり良く、この組み合わせは結構気に入った。

ベルカントを張るのはもう10年以上前に

AD エヴァピラツィ GC ベルカント

で試したことがあるが、その時以来で久々。

プリムよりも音量があって音が豊かでしかもクリアだ。
特にG線は響が良く
バッハ無伴奏1番のプレリュードの開放弦のGは
とても良く響くので弾いていて心地よい。

C 線のスピロコア (タングステン巻)はクロムよりもやはり音が豊かだ。

この弦でしばらくは楽しめる。
今週中に譜面が届く新しい曲をこの弦で弾くのが楽しみだ。







# by hideonoshogai | 2018-09-04 15:02 | チェロ | Comments(0)  

アヴェ・マリア(バッハ/グノー)チェロ2重奏



3年前の夏、バッハ/グノーのアヴェマリアのチェロ2重奏をアップしました。

当時は、多重録音に初挑戦で何度も試行錯誤しながらの録音でした。
あの演奏は伴奏が、本来の平均律クラヴィア集のプレリュードではなく
無伴奏チェロ組曲1番プレリュードで調性も元々のC durより4度低いGdurです。

前回のアヴェマリアをアップした時から、いつか本来の調性のアヴェマリアに
チャレンジしてみたいと思っていました。

しかし平均律クラヴィア集・プレリュードの
あの美しい16分音符の分散和音をピアノではなくチェロで軽やかに弾くのは
至難の技と思って半ば諦めていました。

そんな時、ネットで偶然、David Johnstone のアレンジを見つけました。
平均律クラヴィア集のプレリュードをチェロ伴奏とするチェロ2重奏版のアヴェマリアです。

アヴェ・マリア(バッハ/グノー)チェロ2重奏_d0010720_15113590.png



また、当時は無料で譜面をダウンロードできました(現在は有料のようです)。

この譜面では伴奏がずっと八分音符の分散和音になっており、それほど難易度は高くありません。

しかし、いざ、2番チェロを弾いてみると、分散和音の跳躍が大きく
ポジション移動が半端でありません。

一定のテンポでなかなかスムースに弾くことができません。

譜面では四分音符=120の指示がありましたが、
それでは流石に早すぎるので四分音符=60で録音してみました。

伴奏を聴きながら上を弾きますが何度弾いてもしっくり行きません。

ならば上のメロディーをまず自由に弾いてそれに伴奏をつけてみようと
思いたち旋律を録音しました。

その時の録音です。



写真:毘沙門沼(福島県)

しかし、旋律を聴きながら伴奏を付けるこの方法はやはり無理でした。
付点二分音符が多くテンポが微妙にずれているので、
何度やっても上の旋律に伴奏をうまく付けることができません。
旋律に伴奏を付ける方法は、すぐに挫折です。


とういうことで、もう一度「多重録音はまず細かい音符から録音」という原則に戻りました。
伴奏を録音し、それを聴きながら上を弾きました。

さらにテンポを落とし四分音符=57ぐらいで弾き、この伴奏に上を合わせたのが
今回の録音です。



音程がずれていたり、高い音で苦しそうに聞こえたり、とまだまだ課題は
沢山ありますが、現時点の記録としてアップします。

「大きく豊かな音を出したい時こそ、力まず力を抜いて弾くこと」といつも
師匠に言われていますが、未だにそれを実践できずにいます。



写真:鶴ヶ城(福島県会津若松市)






# by hideonoshogai | 2018-07-29 15:13 | 多重録音 | Comments(0)  

夕張メロンオケ2018

今年も夕張メロンオーケストラに参加してきました。

夕張メロンオケ2018_d0010720_23110602.jpg


財政破綻した夕張の皆さんを音楽で励まそうと2006年から始まったコンサートです。

これまで
2007年(ベートーベン:運命)、
2016年(カリンニコフ:交響曲1番)、
2017年(ドヴォルザーク:交響曲8番)に参加しました。

今年は、ブラームス2番がメインプロでした。
ブラームスの交響曲は、今まで一度も弾いたことがなく、
チェロは美味しいメロディが随所にあり、
参加申し込みが開始されると同時にエントリーしました。

今年はチェロは9名参加し、昨年より2名多かったです。

事前の練習は今年は昨年よりも沢山していったつもりですが、
今回もいざ弾き始めると弾けない箇所だらけでした。

譜読みの段階で、一見簡単そうに見え
それほど大変ではないだろうと思った箇所が
やはり最後まできちんと弾けなかったです。
これは今後の反省材料です。

7月16日(月・祝日)の午後の本番に向けて

7月14日(土)午後2時〜3時、午後4時〜午後6時
7月15日(日)午前9時〜12時、午後4時半〜午後6時
7月16日(月・祝日)午前9時半〜11時半

と、たった5回の練習だけで曲を仕上げていく菊池先生の指導はお見事の一言です。

7月14日の最初の音出しで、ブラームス2番の1楽章をいきなり通してしまい
「このオケは凄い!」と夕張メロンオケに集まったメンバーの底力を感じました。

また3日間の練習を通して、チェロトップのFさんには
とてもお世話になり感謝しています。
例えば、2楽章は#が5つで臨時記号も多く音程がイマイチ
はっきりしないところだらけでした。
正しい音がHかCかわからないなど、本当に基礎的な質問にも丁寧に答えてくださり、
ありがたかったです。

一昨日の演奏を録音しブラームスだけを編集してアップしたので
貼り付けます。



細かい箇所でやはり傷が沢山ありますが、
ブラームスらしい重厚感は漂っているような
気がします。

余談ですが、今回、夕張へは来年3月で廃線になる夕張支線経由で初めて鉄路で
入りました。

南千歳の次の追分で通過待ちで停車した際、全く列車が動き出す気配がなく30分近く停車していたのには驚きました。
実際には特急が1本しか通過していないのですから、通過待ちではなく何か他の理由による時間調整なのでしょう。



夕張メロンオケ2018_d0010720_23061906.jpg
また、夕張メロンも食べ放題で3日間熟したメロンを美味しくいただきました。

夕張メロンオケ2018_d0010720_23163250.jpg




# by hideonoshogai | 2018-07-18 23:11 | 夕張メロンオケ | Comments(2)  

近況報告


昨年3月に定年退職し、以前に比べチェロを弾く時間は増えました。

だからと言って、ずっと家で一日中チェロばかり弾いている訳にもいかないので、

仕事は週二日〜三日程度続けています。


職場で音楽療法のボランティアとしてチェロを弾く機会はなくなりましたが、

それに代わり、昨年4月から地元の弦楽アンサンブル

に参加し毎週火曜日に音楽仲間との弦楽アンサンブルを楽しんでいます。

そこでは秋と春に老人ホームを訪ね私の母と同じぐらいの年代の皆さんにボランティア演奏しています。

先月も2箇所で演奏して来ました。

皆さん演奏をとても喜んでくださって真剣に聞いてくださいます。

4月からは秋の演奏に向けて新しい曲の練習が始まります。



時間が前後しますが二月に渡邉辰紀さんがメンバーである『超チェロ組』

の皆さんと一緒にチェロアンサンブルする機会があり参加して来ました。


ゴルターマンの「レリジオーソ」と「花は咲く」の2曲です。

演奏時間は2曲で10分ほどですが本番までに2時間の練習が4回、

1時間の練習が一回ありました。


植草ひろみさんが細部にわたり根気強く指導してくださり、本番ではとても素晴らしい演奏に仕上がったと思います。

次回は一年半から2年後だそうです。





7月には今年も夕張メロンオケに参加する予定です。

参加すれば今年で3年連続です。

ホームページはまだ最新版に更新されていませんが、今までずっと候補に挙がっていた大曲ブラームス2番がやっとメインプロに決まりました。

ブラームスはまだ弾いたことがなく今後も弾く機会はないと思うので

参加しない訳にはいきません。

チェロは美味しいところがもり沢山。

練習は大変でしょうが、菊地先生がどんな風に仕上げて行くのか今から楽しみです。


この1年ほど更新が滞っておりサボっていました。

今後も頻繁にはアップできないと思いますが、

チェロの音楽活動を個人的な記録としてアップして行く予定です。


# by hideonoshogai | 2018-04-08 10:08 | チェロ | Comments(0)  

トロイメライ



シューマンのトロイメライを弾いてみました。

アウフタクトの4分音符と8分音符をどう弾き別けるかがよくわかりません。
8分音符の方を実際の長さよりも長めに弾いているかも
知れません。

アップからダウンの弓の返しをもっとたっぷり元弓ギリギリまで
保って弾きたいのですが、堪えきれないで返してしまいます。

全体に強弱や抑揚をもっとはっきりさせて弾かなければいけない、
など問題点はたくさんあるのでしょうが、現時点での記録ということでアップしておきます。


弦は上から
ラーセン・ソリスト
プリム
プリム
スピロコア・クロム

といつも通りの一番安いセットです。


# by hideonoshogai | 2018-03-29 19:45 | チェロ | Comments(0)