職場から二時間半かけて行ってきました。横浜リリス・ホールでのチェロ・リパブリカ。山本裕康さん渡邉辰紀さん古川展生さん三宅進さんによるチェロアンサンブル。昨年11月、今年6月についで今夜で三回目です。今夜のプログラムは前回とかなり似ていました。モーツァルトのディベルティメントで始まり、バッハのシャコンヌで終る。アンコールは鳥の歌。今夜は新たに演奏された山本裕康さんと渡邉辰紀さんのソロが際立っていました。山本さんはバッハ無伴奏バイオリンパルティータ二番からアルマンドとサラバンドを弾かれましたが、これが本当にジーンとくる気迫の音で後半ウルウルしてしまいました。辰紀さんはカール・ヴァインという作曲家のインナー・ワールドを弾かれました。ソロなのですが、バックのスピーカーから伴奏が流れてきてこれに合わせてソロを弾くというとても奇抜な曲。でもこれがなかなか良い曲で、またもや辰紀さんのテクニックと音色の美しさにノックアウトされてしまいました。
シャコンヌは今夜で三回目でこの演奏会の最後に相応しく圧巻でした。最初の主題、今夜も辰紀さんが1st弾かれましたが、今も頭の中でずっと鳴っています。このアンサンブルの楽しみは演奏は勿論ですが、プログラムが実に面白い。今回は十の質問への回答に赤字で山本さんの突っ込みが入る、というスタイル。これは演奏合間のトークでも、同じで下手な漫才よりもはるかに面白かった。ファンがまた増えた事でしょう。終演後はサイン会があり長蛇の列。サインもらおうかとも思いましたが、かなりの人数だったので写真だけにしました。次回も必ず聴きに行きたいです。
# by hideonoshogai | 2009-10-16 22:35 | Comments(6)