カテゴリ:チェロ( 252 )

 

阿佐ヶ谷七夕サロンコンサート

昨日、阿佐ヶ谷七夕サロンコンサートへ行ってきた。
毎年、この時期に阿佐ヶ谷で開催される七夕祭りの一環として
細田工務店が地元の人々に会社のフロアを開放しコンサートを開いている。


このコンサートを聴きにいったのは、今回が初めてだったが
会場は80人ぐらいがゆったりすわれる空間で
チェロをじっくり聴くにはちょうどよい広さだった。

自由席だったので会場時間よりも早めに到着するようにし
最前列の席でかぶりつきで聴いた。

プログラムは前半が
バッハの無伴奏チェロ組曲1番(チェロ:高橋 泉)
おなじくバッハの無伴奏チェロ組曲6番(チェロ:渡邉辰紀)

15分の休憩を挟んで後半は

白鳥(チェロ2重奏)

オンブラマイフ(ヘンデル)(チェロ2重奏+テノール白川?名前失念)
七夕さま(下総かんいち:西山健一編曲)(チェロ2重奏+テノール)

そして
チェロ2重奏 作品16(ポッパー)

アンコールが
アヴェ・マリア(バッハ・グノー・クンマー)(チェロ2重奏)
オーソレミオ(チェロ2重奏+テノール)

高橋さんのバッハはテンポも速めで繰り返しなしだったせいもあるのか
意外にあっさり終わってしまった感じがした。

渡邉さんは全部繰り返しありで演奏され6曲のなかでは最も技術的に難易度の高い
この曲を、ベースの音をたもちながら、旋律を朗々と歌い
素晴らしかった。

渡邉さんは今度の日曜にもこのバッハ6番を弾かれる予定。

白鳥は高橋さんのPizzを伴奏に渡邉さんが上を弾いたけれど
CDも含め今まで聴いた白鳥のなかでは一番テンポがゆっくり。
あれだけゆっくりのテンポで白鳥が弾けるのは渡邉さんの素晴らしい右手のテクニックがあるからだろう。
前回の渡邉さんの白鳥は伴奏がピアノだったけれど昨日は1.5倍ぐらいゆったりしていたのではないか。

最初からずっと渡邉さんのMCつきで進行していったが
今回テノールを歌う予定だった竹内さんが昨日本番直前に交通事故に遭い、出演困難になったとのことで場内は皆びっくり。
急遽、白川さん?(名前失念)に連絡しなんとか時間に間に合うということでピンチヒッターで登場。
リハーサル時間もほとんどなくきちんと合わせていないにも拘わらず、2曲ともばっちり決まって
拍手喝采。

最後の
ポッパーの2重奏は圧巻だった。
5楽章から成るこの曲は超絶技巧のオンパレードだが、そんな中で
二人のチェロが朗々と歌っている。
この曲はおそらく藤森さん向山さんご夫妻の演奏を聞いて以来だけれど
やはり我々アマチュアは絶対弾けない難しさだ。
4楽章、5楽章はチェロが歌って素晴らしかった。
渡邉さんの音はとても気品があり明るく鳴り響く。
勿論、右手のテクニックが抜群であることだけでは説明が付かないけれど
渡邉さんは弓をいつも駒よりでゆったりと弾いている。
あれだけの美音が出せるにはあれが一つの鍵だろう。

鳴り止まぬ拍手に応えて(?)
アンコールはアヴェ・マリア。
グノーのアヴェ・マリアの下の伴奏はバッハの平均律クラヴィア集1番だけれど
このアレンジはバッハの無伴奏1番のプレリュードになっている。
譜面では4小節の前奏に続いて、伴奏のアルペジオーネが始まるけれど
渡邉さんは、もともとの譜面とはことなる伴奏のアルペジオーネ(まさに無伴奏1番の冒頭
の4小節)を弾かれてそれから高橋さんの旋律が入ってきた。
この渡邉さんに下のアルペジオーネが柔らくて美しく歌っていてほんとに涙腺が緩みそうだった。

終演は予定よりも30分遅れの17時。
久しぶりにチェロ2重奏を堪能した。

ちなみにポッパーの組曲作品16の4楽章は
こんな感じの曲
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by hideonoshogai | 2012-08-06 21:11 | チェロ | Comments(8)  

両陛下、みたび

ベルリンフィル12人のチェロをサントリーホールで聞いてきた。
場内はほぼ満席。
前回前々回と両陛下が聴きにおいでになられていたので、今回は
陛下のお席(RB)の真向かいのLBブロックの席をおさえた。
やはり今回も両陛下はおいでになった。
両陛下は後半開始直前に入場されアンコール3曲目が終わるまで
実に楽しそうに聴き入っていた。

前半はヴェルディ、フンク、ブラッヒヤー、ヴィラロボスと古典的な曲がならんだ。
とにかく響きがもう美し過ぎる。

今回もファウストさんはメンバーからはずれておりクワントさんが1番チェロ。
マルティン・レーアさんは12番、オラフ・マニンガーさんが6番は前回と同じ。
クワントさん、ブラジル風バッハ1番のソロを弾いたが、
やや弾き方がおとなし過ぎる感じでちょっと物足りなかった。
(勿論演奏は完璧で美し過ぎるほどのハーモニーだったのだが・・)
(実はこの曲フカチョーヴァさんの演奏が強烈にインプットされているためそう感じたのだと思う)

後半は定番のクレンゲル「賛歌」のあとはジャン・フランセ、ビートルズ、モリコーネ、グレンミラー、Dエリントンと
洒落た演奏が続く。
ミッシェルのソロを弾いた11番チェロのソレーヌ・ケーマレックさんが素晴らしかった。
モリコーネのザ・マン・ウィズ・ザ・ハーモニカが圧倒的な名演だった。

アンコールは3曲。
ピアゾラ:アデイオス・ノニーノ
ピンクパンサー
荒城の月

当日のゲネプロの音源がもうアップされていて驚いた。
冒頭のヴェルディの「聖歌四編からアヴェマリア」。

昨年の3・11で犠牲になった方にささげるとクワントさんが話されてから
演奏が始まった。




クワントさんの右手の動きを後ろからずっと眺めていたが
とにかく動きが柔らかい。

おまけ1:夕食後、クワントさんの右手の動きをイメージしながら次の職場ボランティアの曲すべてを1時間10分ほどかけて通して弾いてみた。新しい毛になっただけで音が力まずに楽に出る。毛替えはやはり頻回にやらないとだめそうだ。

おまけ2:会場に行って驚いたのは fuさん、とSさんが偶然、自分のすぐ前列においでだったこと。fuさんも私と同じ考えでLBを取られたとのこと。お二人と久しぶりにいろいろお話できて楽しかった。
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by hideonoshogai | 2012-07-01 23:04 | チェロ | Comments(4)  

毛替え

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Carvalho弓。
昨年12月に毛替えしてから、ちょうど半年たち、
毛がだいぶ緩んできたので毛替えしてもらった。
この弓は購入した時からもうすでに刻印のところのニスが薄かったのだけれど
(きっとかなりの人が試奏したからだろうけど、もともとニスがはがれやすいのかも)
この半年、汗でかなりニスが剥がれてきていたので
ニスも塗ってもらった。5回重ねて塗ったらしい。
でも塗りはサービスだった。

今月の職場ボランティアの音源をi-pod に入れ繰り返し聴いている。
録音は本当に正直だ。
弾いている時にはまったく気付かない
僅かな音程のずれ、
八分音符などの短い音が「チェロ挽き」になっている、
(特に「夏の思い出」の出だしの八分音符など)
音符の長さが短い(とくに符点4分音符)
など欠点ばかりがめだち
聴いていて、まだまだ、ダメだと思う。

あらためてプロの演奏と自分の音源を聴き比べると
一番の欠点は音のつながりがないこと。
音が柔らかくないこと。
今日はその辺を意識しながら2時間ほど次回ボランティアの曲を練習。
新曲が6つもあるのでちょっと大変。


明日はサントリーでベルリンフィルの12人のチェロ。
両陛下はまた聴きにおいでになられるだろうか・・・?
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by hideonoshogai | 2012-06-30 23:25 | チェロ | Comments(0)  

本日午後2時より

突然ですが、
本日午後2時よりTOKIA ガレリアで渡邉辰紀さん、田中知子さんの無料コンサートがあります。


詳しくは、こちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日の無料コンサートのことは今朝初めて知りました。
午前中に用事をすませお昼も食べずに東京駅まで出かけました。

東京駅からTOKIAまで10分以上かかります。
開演20分前に到着しましたが、もう30人ぶんの椅子席は満席。
そのあとどんどん人が増え最終的には100人ぐらいは立ち見で
聴いてたんじゃないかとおもいます。

演奏はラフマニノフのヴォカリースとベートーベンのチェロソナタ3番。
湿気が多い悪条件のなかでもしっかりチェロが鳴っていました。

お二人の演奏からたくさんの刺激を受け
夕食後1時間半ほど音だし。
力を抜いて弾くといつもより楽器の鳴りが良いように感じました。

明日もこの感触を大事にし練習します。。。
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by hideonoshogai | 2012-05-03 11:47 | チェロ | Comments(2)  

ナヴァラの日本の歌

Furusatoをチェロで弾いている音源が無いか探していたら
ナヴァラが日本の愛唱歌を弾いている音源が大震災以降に多数
アップされていることがわかりました。

You tubeで「ナヴァラのチェロ」で検索すると
その一覧をみることができます。

ふるさと
荒城の月
赤とんぼ
この道
城ケ島の雨
夏の思い出
夏はきぬ
浜千鳥
砂山
叱られて
さくらさくら
宵待草
などがかなり良い音質でアップされています。

例えば「ふるさと」はこちら



優しく・・力強く・・そして温かく響くチェロです。
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by hideonoshogai | 2012-03-15 19:58 | チェロ | Comments(4)  

トッカータの音源

profant の音源をYou Tubeからダウンロードしてi-pod に入れていますが
フレスコバルディの「トッカータ」は
ここからかなり音質のいいものをダウンロードできます。

マイクロフォン会社のサンプル音源ですので音質はバッチリです。

FLEA47とFLEA50と二つありますが
FLEA47のほうが高音の伸びがあって私はこちらをダウンロードしました。
FLEA50は高音はおとなしくて中低音が豊かです。
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by hideonoshogai | 2012-02-20 13:11 | チェロ | Comments(0)  

毛替

8月に購入したブラジル弓(Calvalho)の毛がだいぶ伸び吸い付きが悪くなってきたので
前回メインボウの毛替えをお願いした西船橋のM弦楽器工房で毛替えしてもらった。
松脂はソウルで購入してきたPathにしてみた。
弾きごこち、毛と弦の密着感、はとても良い具合だ。
前回よりもランクが下の毛だったけれど、ほとんど差を感じない。
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by hideonoshogai | 2011-12-19 18:13 | チェロ | Comments(0)  

新しい弓

7月23日都内での研究会の帰りに銀座ヤマハのチェロ・フェアでたまたま試奏した弓がずっと気になってしかたなかった。
とにかく音の立ち上がりがよくて、発音が良くて、豊かな音量があった。
試奏したのは土曜だったのであれほどの弓は次の日曜に売れてしまったに違いない、と思っていた。
けれど、万が一売れていないこともあり得る。
とても気になっていたので試奏から2週間も経ってから
それも奈良から銀座ヤマハに8月7日の夕方電話してしまった。
試奏に1時間ほど付き合ったくれた担当の店員さんに「あの弓まだありますか?」と尋ねたところ
幸運にもまだ売れていないとのこと。
8月20日(土)に自分の楽器と弓2本をもって改めて試奏したい事を伝えた。
で、試奏の結果はこれまでずっと弾いていた自分の2本の弓よりも優れている。
これはある意味ショックだった。これまで弓を選んだ基準はいったい何だったのか。
とにかく全体のバランス、発音と音量が素晴らしい、と感じた。
しつこいようだったけれど27日(土)にもう一度試奏した。
C線の鳴りが違う。とくにDが簡単に楽に出せる。
クンマーの冒頭のテーマも豊かな響きで鳴ってくれる。
三連符も楽に弾ける。
決め手はバッハ無伴奏のプレリュード。
移弦が多いこの難曲はなかなか思うようにひとつひとつの音がだせないのだけれど
この弓だと楽に音がでてくる。
1時間ほど試奏して購入を決めた。
銀座ヤマハにはギヨームの金黒檀があるので、店員さんにお願いして
ギヨームの金黒檀も弾かせてもらった。結果はほぼ同等か自分の好みもあるかも知れないが今回購入した弓の方が良かった。
8月29日のレッスンにこの弓を持っていき新しい弓で弾いてみた。
レッスンが終わってから師匠に「このブラジルの弓一昨日買ったばかりなんですがどうですか?」
と尋ねたところ、
師匠の楽器でサラサラサラと弾いて一言。
「これはなかなか良い弓ですよ」
「結構高かったでしょう?」
「いえ2割引で〇〇万円でした。」
「えっ、そんなもんですか。それはすごくお買い得でしたね。」
そして喜んでよいのかちょっと複雑な一言。

「今日はこの前のレッスン(8月14日)よりもすごく音が良くて自然に弾けていて
すごくうまくなったと思いましたが、弓のせいだったんですかね(笑)」

弓の刻印は
D.CARVALHO 
この方、師匠のギヨームを超えてしまったのかもしれない。



試奏したときの感じはこちらで
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by hideonoshogai | 2011-09-01 18:12 | チェロ | Comments(8)  

びりつき

これまで何度も話題にしてきた
夏場の楽器の「びりつき」。

今日、10年以上前に使った過去のスライドの画像を探したくて
power bookのフォルダをあちこち開いていたら
2004年8月に今のチェロを購入した際に撮っておいたチェロの画像が出てきた。

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古い楽器なので表板にクラックがある。
勿論きちんと修理されていて音が良かったので
クラックがあるのを承知の上で購入した。

確証はないが、おそらくこのクラックのある表板とネックの継ぎ目で
夏場になると膠が緩んできて、「びりつき」がでるのではないかと思う。

しっかり直すには、表板を開けて、もういちど膠でくっつけるところから
直さないとダメなのかも知れない。

秋になったら楽器屋に一度相談してみよう。
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by hideonoshogai | 2011-08-05 17:41 | チェロ | Comments(0)  

近況

毎年、梅雨から夏場にかけては楽器にとって劣悪な環境になる。
昨年のこの時期は、五十肩のためチェロを弾けずにいたので、あまり気にせずにいたが
今年はやはり「びりつき」が気になってしまう。
C線の開放弦をはじいた時だけ特有の共振音が楽器の上の方から聞こえてくるのだ。
指板を一番駒よりの位置で少し↓向きに押さえてやるとこの「びりつき」が消えるので、きっとネックと本体の継ぎ目が湿気で僅かながら緩んでくるためだと思っている。
日曜の午後いつもの部屋の温度は29度。湿度83%。
エアコンの設定温度を25度にして
この日は同時に除湿機もかけて1時間ほど経つと湿度が70%ぐらいまで落ちてきた。
すると不思議なことに「びりつき」もすこしだけ改善される。
もう1時間ぐらいすると湿度が59%ぐらいになり、「びりつき」も気にならない程度まで落ち着いた。ただ完全には消えない。
夏場は本来なら24時間エアコンつけっぱなしの部屋で保管するのが良いのだろうけど、
実際にはそんなことは無理なので、せめて楽器を弾くときだけでも
除湿できるようにしてあげようと思う。
発表会までちょうど1ヶ月となったので
日曜にはいつものラーセン、プリム、スピロコアで
弦を張り替えた。

あとは発表会の前に「毛替え」しておかないと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

月曜夜10時からのNHKのdeep people 「スーパー指揮者」は面白かった。
コバケンさん広上さんそれに下野さんが指揮について
音楽について本音で語り、実際に第9の4楽章の聴かかせどころを3人がぶっつけ本番で振り音が実際どんな風に違うかを企画した番組。

下野さんが、本番のまえになると
「本番中に聴衆があなたの音楽はつまらない、といって観客がみな誰もいなくなる中で一人で指揮をしている」という夢をたまに見るそうだ。
そんな悪夢にうなされて目がさめる、という話はすごくリアルだった。
あれだけ活躍している指揮者といえども本番前のプレッシャーは相当なものなのだ、ということを改めて認識した。
それからコバケンさんの指揮棒へのこだわり。
もう何十年も使いつづけてきたであろう指揮棒への愛着。
あれはまるでチェロ弾きが自分の楽器に抱く感情と同等、いやそれ以上のものかもしれない。
そして広上さんの、「スコアは作曲家が我々に残してくれたレシピ」、という話。
演奏家という上質な素材からどういう風に音をシェフ(指揮者)が作り出していくか
という比喩はとても分かり易かった。

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さあ、今度の日曜はいよいよ奈良の「第36回わたぼうし音楽祭」へ行く。
「ありがとうオパール」を応援する為だ。
入選8作品の中から大賞が8月7日に決定する。
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by hideonoshogai | 2011-08-03 18:28 | チェロ | Comments(0)