カテゴリ:多重録音( 14 )

 

アヴェ・マリア(バッハ/グノー)チェロ2重奏



3年前の夏、バッハ/グノーのアヴェマリアのチェロ2重奏をアップしました。

当時は、多重録音に初挑戦で何度も試行錯誤しながらの録音でした。
あの演奏は伴奏が、本来の平均律クラヴィア集のプレリュードではなく
無伴奏チェロ組曲1番プレリュードで調性も元々のC durより4度低いGdurです。

前回のアヴェマリアをアップした時から、いつか本来の調性のアヴェマリアに
チャレンジしてみたいと思っていました。

しかし平均律クラヴィア集・プレリュードの
あの美しい16分音符の分散和音をピアノではなくチェロで軽やかに弾くのは
至難の技と思って半ば諦めていました。

そんな時、ネットで偶然、David Johnstone のアレンジを見つけました。
平均律クラヴィア集のプレリュードをチェロ伴奏とするチェロ2重奏版のアヴェマリアです。

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また、当時は無料で譜面をダウンロードできました(現在は有料のようです)。

この譜面では伴奏がずっと八分音符の分散和音になっており、それほど難易度は高くありません。

しかし、いざ、2番チェロを弾いてみると、分散和音の跳躍が大きく
ポジション移動が半端でありません。

一定のテンポでなかなかスムースに弾くことができません。

譜面では四分音符=120の指示がありましたが、
それでは流石に早すぎるので四分音符=60で録音してみました。

伴奏を聴きながら上を弾きますが何度弾いてもしっくり行きません。

ならば上のメロディーをまず自由に弾いてそれに伴奏をつけてみようと
思いたち旋律を録音しました。

その時の録音です。



写真:毘沙門沼(福島県)

しかし、旋律を聴きながら伴奏を付けるこの方法はやはり無理でした。
付点二分音符が多くテンポが微妙にずれているので、
何度やっても上の旋律に伴奏をうまく付けることができません。
旋律に伴奏を付ける方法は、すぐに挫折です。


とういうことで、もう一度「多重録音はまず細かい音符から録音」という原則に戻りました。
伴奏を録音し、それを聴きながら上を弾きました。

さらにテンポを落とし四分音符=57ぐらいで弾き、この伴奏に上を合わせたのが
今回の録音です。



音程がずれていたり、高い音で苦しそうに聞こえたり、とまだまだ課題は
沢山ありますが、現時点の記録としてアップします。

「大きく豊かな音を出したい時こそ、力まず力を抜いて弾くこと」といつも
師匠に言われていますが、未だにそれを実践できずにいます。



写真:鶴ヶ城(福島県会津若松市)






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by hideonoshogai | 2018-07-29 15:13 | 多重録音 | Comments(0)  

ゴルターマンのLa Foi



今から11年前の2007年8月に話題にしていた
ゴルターマンのLa Foi のチェロ3重奏。


やっと多重録音で弾いてみました。




ピアノ右手の分散和音をPizzで、左手の全音符はArcoで弾きました。
チェロの付点二分音符を3拍分きっちり伸ばし切れていない(自分の悪い癖です)箇所
があちこちあるので、短縮された3拍の中に分散和音を
入れるのにちょっと苦労しました。

チェロはもっと滑らかに歌って、しかも音程もよく
弾かなきゃならないのですが、今の自分には
これが限界です。

いつかピアノ伴奏で演奏をしてみたいです。


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by hideonoshogai | 2018-03-21 17:42 | 多重録音 | Comments(0)  

サラバンド

アップするのをずっとサボっていました。
チェロは続けています。
というよりも昨年3月に定年退職してからチェロを弾く時間は増えました。

明日は3月11日。
あの震災から7年目です。

震災で犠牲になった人々に思いを寄せて
サラバンドをアップします。
久しぶりに多重録音しました。



これまで多重録音に使用していたICレコーダがノイズが入り
不調なのでMacBook Proの内臓マイクで録音しています。
やはり音楽用とは異なるマイクなので音が割れていたり
多重録音には不向きです。

いつか録音しなおして再度アップするつもりです。



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by hideonoshogai | 2018-03-10 22:27 | 多重録音 | Comments(0)  

多重録音の改訂版

これまでアップしてきた多重録音は各パートのトラックを分離せずに
所謂モノラル録音状態でしたので、音の分離が不明瞭でした。

今回、各トラックを左右にすこしずつ位置をずらしなが分離し新たにステレオ録音で編集しなおしたので各パートが、かなり聴き易くなっていると思います。

ハイドンのコラール
モーツァルトのアヴェヴェルム
シベリウスのフィンランディア賛歌と祝祭アンダンテ
を4つまとめてアップしました。



0:00 - 2:41 Chorale St Antonni(Haydn) 5 cellos
2:42 - 5:08 Ave verum Corpus(Mozart) 4 cellos
5:09 - 8:33 Finlandia Hymn(Sibelius) 4 cellos
8:34 - 13:41Andante Festivo(Sibelius) 10 cellos


ステレオに編集しても良いことばかりでもなく
各パートが明瞭になった分、細かい傷も目立ちます。

ヘッドフォンで聴いたいただいたほうが音の分離が明瞭と思います。

拙い演奏ですが、クリスマスイブの夜に、聴いていただければ嬉しく思います。
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by hideonoshogai | 2015-12-24 19:20 | 多重録音 | Comments(8)  

天には栄え

クリスマスが近づいているので、クリスマスキャロルを多重録音しました。
クリスマスになると巷でよく流れるこの曲
メンデルスゾーンの作曲とは知りませんでした。

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もともとはチェロ三重奏ですが、すこしアレンジし
1コーラスはチェロ・ソロで、2コーラス目をチェロ3重奏。
そして、3コーラス目にPizzと電子オルガンを加えました。
電子オルガンは職場のボランティア演奏でいつも伴奏してくださる
音楽療法士Rさんにチェロのみの音源をヘッドフォンで聴いてもらい
自由に弾いてもらいました。



当初はオルガン風の伴奏をイメージしてお願いしたのですが
Rさんが、この「天には栄え」には「荒野のはてに」がピッタリ合うので
裏旋律でいれたら面白いのではないか、との提案があり
試みで録音してみたのがこの音源です。

通常の音量バランスでは電子ピアノがチェロに隠れてしまうので
電子ピアノとチェロのPizzを一番音量を上げ
主旋律を一番音量を下げ、トラックを分離し所謂ステレオ録音にしました。
チェロは3番チェロを一番音量を上げ重ねています。

3コーラス目の電子ピアノを注意深く聴いていただくと
「荒野のはてに」が聞こえてくると思います。

ヘッドフォンで聴いていただいた方がはっきり聞こえると思います。

画像は⬇のブログから十勝川温泉の夜景を使わせていただきました。
こちらこちら

ところで今までアップしてきた多重録音はモノラル録音で各パートの分離がイマイチでしたので
今後ステレオ録音の改訂版をアップしていきたいと思っています。
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by hideonoshogai | 2015-12-23 05:53 | 多重録音 | Comments(0)  

ハイドンの聖アントニウスのコラール

2009年9月にダンベルドアさんたちと一緒にチェロ・アンサンブルをした時に
この「Chorale St Antoni(聖アントニウスのコラール)」もスコアを頂きました。
チェロ5重奏の一人アンサンブル多重録音です。

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ハイドンのディベルティメント1番の2楽章でChorale St Antoniと副題がついています。
ブラームスがこの主題をもとに変奏曲を作曲しているので、とても有名です。



まず1番チェロを弾き、1番チェロを聴きながら2番〜5番チェロを弾き
5声を一気に重ねてみました。

16分音符など、まだ結構雑な箇所がありますが、最初のシベリウムの頃に比べるとズレがだいぶ少なくなっている気がします。

1番チェロを聴きながら弾くと出だしは、ほぼ同時に弾いているつもりでも、どうしても僅かに
遅れてしまいます。Garege Band で重ねる際に、その微妙な時間差をどう調整するかで
全体の重なりの仕上がりが違ってくるようです。

全体を、もっとレガート気味に弾いた方が良いのかも知れません。

写真は、無料のダウンロードサイトから函館の風景を選びました。
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by hideonoshogai | 2015-11-25 21:44 | 多重録音 | Comments(4)  

Pieta Signore 憐れみを、主よ

今から6年程前にこのブログで紹介した

ARIA di CHIESA 教会のアリア
(別名 Pieta Signore 憐れみを、主よ:こちらの曲名の方が有名かも知れません)をアップしました。
この曲はStradellaの歌曲を、Bazelaire がチェロ3重奏にアレンジした譜面を使いました。

これまで多重録音してきた曲に比べ、
各パートに休みが多い、途中でテンポが変わる、シンコペーションが多用される、
刻みが多い、などの理由でこの曲は難易度がとてもとても高かったです。

フォルダに保存してあった音源ファイルは実に24個にもなりました。
レコーダで録音しその場で直ちにボツにした音源は倍以上はありますので、
多重録音でここまでくるのに相当、試行錯誤を繰り返しています。

この曲では2番チェロにシンコペーションと重音の刻みが多用されるのが特徴です。
特にフェルマータの後、八分音符の刻みが始まる時、1番チェロは四分音符を弾いているので
1番チェロを聴きながら2番チェロを弾くと、どうしてもテンポを探るような刻みになって
しまい、縦の線が合いません。

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シンコペーションになるともっと厄介です。
2回目にシンコペーションがでる箇所では、piu mossoで一旦テンポが早まったあと
元のテンポに戻るので何度やってもピタリとは合いませんでした。

昨日の録音もあちこちずれが目立ち不完全です。
しかし、今までの中ではこれが一番良く
何とか聞くに堪えうるレベルなので、アップすることにしました。



画像はクロード・モネのマヌポルト(エトルタ)です。

ちなみに原曲には、こんな歌詞がついています。

主よ憐れんでください。
もし、私の祈りがとどくのでしたら
私を罰しないで、
憐れみを与えてください。
永遠の地獄で罰しないでください。
大いなる神。

⬇のエントリーで触れた緩和病棟のSさんが先週末に旅立たれました。
残念ながら、この曲をSさんに捧げる事になってしまいました。

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by hideonoshogai | 2015-11-09 12:25 | 多重録音 | Comments(0)  

アヴェ・ヴェルム・コルプス(チェロ4重奏)

モーツァルト晩年の傑作
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(チェロ4重奏)をUPしました。

今回は少し録音の方法を変えました。
まず、1st celloを録音します。
次に1st celloをヘッドホンで聴きながら2nd celloを録音します。
ここまでは、今までと同じです。

以前は3rdと4th celloも1st celloだけを聴きながら弾いていましたが
今回はここで1st celloと2nd celloをGarage Band に読み込み重ねます。
この重ねた音源をヘッドホンで聴きながら3rdを録音し
さらに3rdもGarage Band に読み込み重ねます。
そして1,2,3パートを聴きながら4パートを弾き、全パートを重ねました。

この方法の方が、実際にアンサンブルをしている感覚に近いものがあります。

この曲も譜面面は一見簡単そうにみえますが
⬇の箇所は各パートが微妙にずれ、合わせにくく苦労しました。

今回重ねた音源を聴きながら弾く方法に変えたのはこの部分を弾き易く
するためです。

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付点二分音符の3拍伸ばす箇所も短くならないように意識しました。



拙い演奏ですがクロード・モネの絵画
ラ・グルヌイエール、
夕暮れのサン・ジョルジョ・モッジョーレ、
そして睡蓮
をバックにお楽しみ頂ければ幸いです。

弦を張り替えて2週間経ちだいぶ音が落ち着いてきました。
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by hideonoshogai | 2015-10-31 23:10 | 多重録音 | Comments(4)  

祝祭アンダンテ(多重録音)

今年はシベリウス生誕150周年なので、弦楽5部+ティンパニの為に作曲された
祝祭アンダンテを多重録音してみました。



Vn1,Vn2,Viola,Cello,Bass,そしてティンパニを2、2、2、2、1、1で弾いているので
計10トラックです。
このトラック数になると合わせるのはかなり大変で、ずれている箇所が沢山あり
お聞き苦しいと思います。

一番問題なのはやはり音符の長さがいい加減なのが未だに治りません。
例えば付点4部音符や付点2部音符がいつも微妙に短いので
下で刻んでいる4部音符に合いません。

通常のレッスンでも音符の長さがいつも短いと師匠から注意されていますが
これは本当に私の悪い癖です。

例えば28小節目から(1分45秒ぐらいから)チェロ・ベースにシンコペーションがはいる箇所でバイオリン・パートの付点4部音符が僅かに
短いのでチェロ・ベースのシンコペーションとずれてしまいます。
チェロ・ベースの2部音符も微妙に短いのでさらに合わなくなります。
あと36小節の1st Vnの付点二分音符もきちんと3つ伸ばしていないので
伴奏の4部音符と合わなくなってしまいます。

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シンコペーションの所は、
最初の録音を聴くとなにか不思議な不響和音の固まりのように聞こえたので
チェロ・ベースの裏拍をかなり強調して弾き、すこしだけ響きが改善しました。

やはり音符の長さをきちんと弾くというのは当たり前でもっとも基本的な事項ですが
これが本当にいい加減であることを、多重録音を試みて改めて思い知らされました。

そういう意味でも、この多重録音はチェロ・アンサンブルの基本的な訓練にとても役立ちます。

この曲、最後にたった4小節だけですがティンパニの出番があります。
スコアにアドリブと書いてあるので、無しでも良いのでしょうが
せっかくのチェロ多重録音なので、ティンパニも開放弦D,Gを使って細かく
刻み tr~~~~の感じを出してみました。

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写真はダウンロードフリーのものを使いました。
ヘルシンキのシベリウス公園のモニュメントはパイプオルガンをイメージさせるような
独特の造りで、今から30年以上前に訪ねた時の印象が今でも鮮明に蘇ります。

ちなみにこの祝祭アンダンテで、You tube アップ60ヶ目の動画となりました。
そして8年前からずっと弾きたかった大好きな曲をやっと自分で音にすることができました。
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by hideonoshogai | 2015-10-05 19:29 | 多重録音 | Comments(6)  

見上げてごらん夜の星を(チェロ3重奏)

音楽療法の現場で患者さんからリクエスト頻度の高い
「見上げてごらん夜の星を」のチェロ3重奏版をアップします。

もともとは男性3部合唱で、これをある方がチェロアンサンブル用に
アレンジした譜面を使いました。



今まで多重録音した曲では、主旋律は1st cello のみでしたので、1st celloのパートだけまず録音すれば
良かったのですが、この3重奏では主旋律が1st ➡ 3rd  ➡ 2ndと変わるので
ちょっと工夫が必要でした。

冒頭は1st celloがアウフタクトで入るので2小節目の頭は合わせ易いのですが
後半は1st celloは全音符をずっとのばしているだけです。
繰り返しの後は、前半は一番細かい動きをする3rd celloを弾き、最後にもう一度主題が出てくる箇所からは主題を2ndチェロが歌うので途中から2nd celloのパートを弾くようにしました。

整理すると
1回目に 繰り返しまでは1st cello
      繰り返しの後は3rd cello  2回目の主題から2nd cello
をまず録音し

この録音をヘッドフォンで聴きながら

2回目録音  繰り返しまでは2nd cello  繰り返しの後は ずっと1st cello
3回目録音   繰り返しまで3rd cello   繰り返しの後は 2nd cello
        2回目の主題からは 3rd cello

といった感じです。
毎回弾くパート順がちょっと複雑なので、間違い易く録音を何度も繰り返しました。

後半24小節からは1stと2ndの八分音符動きが交互に繰り返されるので
相手パートを聴いてしまうとずれ易く正確にカウントして弾く必要があります。

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最後の3小節の付点四分音符や八分音符が今回も微妙にずれていたり
アップ弓からダウン弓へ音が切れて繋がらない時がある、等今後への課題が多いです。


画像はダウンロードフリーの星空の画像を使いました。
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by hideonoshogai | 2015-09-22 13:27 | 多重録音 | Comments(2)