難易度
昨夜は寝る前に、ちょっとラフマニノフが聞きたくなってipod を取り出したのがいけなかった。
ラフソナ1楽章を聞いたら、次々とあれもこれも聞きたくなるがいつもの悪い癖。
ラフソナ4楽章、ヴォカリース、交響的舞曲1楽章とラフマニノフを次々に聴きまくり
ラフマニノフのはしごをしてしまった。
こんな風に自分の大好きな曲を聴いた後は無性にチェロが弾きたくなる。
「いっそのこと仕事を辞めて、一日中チェロを弾いていたい。」
「そのぐらい練習すれば、今は弾けない難曲でもいつか弾けるようにならないか?」
絶対、不可能とわかっていても、愚かな空想が頭をよぎる。
我々アマチュアが技術的に弾ける曲は限られている。
某チェリストが曲の難易度を5段階(☆~☆☆☆☆☆)に分けていて
☆☆☆ アマチュアでも練習すれば弾ける(プロは勿論弾ける)
☆☆☆☆ プロが弾ける(アマチュアでは弾ける人が限られる)
☆☆☆☆☆ プロでも弾ける人は限られる
としているがこの難易度分類はとてもわかりやすい。
自分が今からいくら練習しても弾けるのは、やはり☆☆☆ ランクまで。
でも、絶対に無理とはわかっていてもやはりかっこよく弾きたい曲がある。
ハイドンのチェロ・コンチェルト・ハ長調はそんなあこがれの曲。
この曲とにかく3楽章がめちゃくちゃ難しい。
速いの何のってとにかく疾走感がすごい。
この曲聴いていると高速道路をハイスピードで飛ばす
スポーツカーを連想してしまう。
難易度は間違いなく ☆☆☆☆☆ だろう。
この3楽章をいとも簡単そうに軽々と弾いている動画を見つけた。
ソリストは、これまで自分が
ルイジ・ピオヴァーノさん。
この演奏みてしまうと
ハナ・チャンが13歳のデヴュー・コンサートで弾いた3楽章が遅く感じてしまうほど。
勿論、ハナ・チャンの演奏も素晴らしいのだけれど、
それほど、ピオヴァーノさんの演奏が凄いということだ。
最初から最後までとにかく力まずに軽く弾いている。
右手も左手も正確で、無駄な動きが一切無い。
3:37~3:50あたりはあまりの凄さに唖然としてまうほど。
ただ技術的に優れているだけじゃなくて音楽的にも凄い。
驚いたことにピオヴァーノさんご本人がこの動画を投稿され、しかも最初に投稿された曲なので
ご自身もそうとう気に入った演奏なのだろう。
こんな風に弾けるのは絶対無理だとはわかっていても
やっぱりいつかはこの曲・・弾きたい!
by hideonoshogai | 2009-03-31 17:20 | チェロ | Comments(10)
中学時代に、聴きながら勉強していました。
私が難易度☆☆☆、弾けるのはいつになるのかな?
アリオーソでジタバタしております・・・。
私もできることなら1日中練習していたいなあ。
と今日は期末処理を行いながら思っていました。
難易度☆☆☆の曲必ず弾けるようになりますよ。
アリオーソも良い曲ですね。発表会に向け練習頑張ってくださいませ。
アリオーソ弾きながら、やっぱり課題山積みだ、、、と実感しつつ。
ラフマニノフは、哀しみの中、希望がみえてくるようなイメージ・・・。
勉強にも光が見えてくるような気がしてはかどりましたよ(笑)
聴き入ってしまうことのほうが多かったですけど。
この動画はいきなり3楽章なので、内輪の特別なコンサートだったのかもしれませんね。