毛替え
なかなか更新ができない状態がつづいています。
先週の土曜に毛替えをしてきました。
一昨年購入したBernard 弓は80g。それまでに使っていたMorizot弓は74g。
Bernard を購入してからは音量、弾き心地どちらもBernard の方が上なので、
ずっとBernard ばかり使っていました。
ところが昨年五十肩を患ってから、Bernard を持つとMorizot に比べて「重さ」を感じます。僅か6gの差ですが、健康でない状態の肩には、この6gが結構負担になります。
なので、昨年の後半はずっとMorizotを使っていました。さすがに半年使うと弓が引っかからなくなり、年明けからスカスカした音しかでません。
親指が当たる部分の革巻きがかなり欠けてきたので、毛替えと一緒に革巻きもしてもらいました。
革巻きと毛が新しくなると、さすがに弾きやすい。
ついでに弦も張り替えました。
昨年9月に替えているので、5ヶ月で交換。
今回はいつもの、Aラーセン、DGプリム、Cスピロコアではなく
ADヤーガー(stark) GC(スピロコア)です。
A線は、メリハリのあるはっきりした明るい音で気に入りましたが
D線がプリムに比べ音が篭り、なんだかはっきりしません。
G線も4ポジEのウルフがとても強い。
やはり自分の楽器には、DGプリムが合っている。
しばらくヤーガーつかってみて音が気に入らないなら、
またプリムに戻そうと思います。
ところで、毛替えの時に
G弦楽器の社長さんに、
「ちょっと、この弓弾いてみませんか?」
と勧められ、毛替えしたばかりの1本の弓を弾いてみました。
調弦でAを弾いたときから、音の出方がはっきりして
音量もあってびっくりしたのですが、
その毛は、通常の毛の70%の量しか張っていないとのこと。
つまり、毛一本が通常よりもすごく太いのだそうです。
なんでもこれが種馬の毛だそうです。
社長さん、
「こんなに腰があって楽に音がでる毛は初めてですよ」
確かに感触が全然ちがっていました。
今回、限定10本分しかないとのことで
思い切ってその種馬の毛、予約してしまいました。
Bernard弓に張って弾いてみたいと思います。
by hideonoshogai | 2009-01-22 19:00 | チェロ | Comments(2)
チェロ弾きの7才の息子とヴァイオリン弾きの9才の息子の母です。
「チェロ弾きの少年」のブログのコメントから飛んで参りました。
素人のわたしには難しいながらに興味深い内容、弓の話などワクワクして読ませていただいています。
お兄ちゃんの後をついてずっとヴァイオリンを弾いていた次男が、
半年ほど前に「チェロを弾きたい」と言いだし、チェロに転向しました。滞在先であったドイツの子どもの音楽学校で、チェロを弾く友だちの音色に魅せられたようです。「大好きなチェロ君」と呼んで、とてもいい音を奏でるようになりました。
チェロも弓もそれほどいいものではないのですが、hideonoschogaiさん
のお話に刺激を受けて、弓工房さんに行って毛を張り替えてもらいました。松脂もおすすめのものを購入してきました。
ますます弾くのがたのしみになったようです。
また、ときどきおじゃまさせていただきます。
弓の毛替えをするだけで、ずいぶん弾き心地が変わります。弦まで変えると、これが同じ楽器か?と思うぐらい音が変わりますね。
兄弟そろって弦楽器を弾かれるんですね。今から将来が楽しみですね。またいつでも覗きにきてください。