私の好きな曲 4  Mozart K169

1773年、ウィーンとくればこの曲。
モーツァルトの弦楽四重奏 9番 K169 2楽章。
大学時代によくこの曲のチェロを弾きました。



出だしは、セカンドとヴィオラの3連符の刻みにのって
1stヴィオリンが幸福感に満ち溢れた上行音階をたっぷりと奏でます。

この幸福に満ち溢れた旋律が突然、すっ~と不安げな旋律に変わる。
モーツァルトの音楽は光と陰が魅力だけれど
この曲はそんな光と陰のコントラストが実に見事です。

最初の上行音階の主題が0:48から突然
短調になって再現されます。
しかも3回も(0:48,0:57,1:04)。
一回ごとに一音ずつ高くなっていくので、とても緊迫感があります。

2:40から最初の幸福な主題がまた歌われますが
これがこんどは一番激しい悲しみとして
3:17から短調で再現。

ほんとうにモーツァルトは、すばらしい。

このK169 1773年8月、ウィーンで作曲されました。
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by hideonoshogai | 2009-01-09 22:20 | Comments(0)  

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