フランクのチェロ・ソナタ
今日は午後から都内で会議。
↓で話題になったフランクのチェロソナタ、勿論、演奏はデュプレ。
さっそくipodに入れ会議に向かう車内でずっと聞いていました。
二楽章の速い動きと緊迫感。
三楽章の堂々としたテーマ。
そして、この主題が最後に朗々と歌われる終楽章。
凄い緊迫感のある演奏です。
解説を改めて読んで、なぜこの演奏がこんなに怖いくらい悲痛で凄いのか、ちょっとだけ分かった様な気がしました。
この演奏が録音されたのは1971年12月ですが、実は1971年はデュプレはもう多発性硬化症に侵されていて一年間ステージを休んでいました。12月にたまたま体調が良かったので4日間でフランクとショパンのチェロ・ソナタを録音したそうです。
そして、この録音がデュプレにとって最後のスタジオ録音でした。
そういう想いで聴き直すと、確かに、四楽章の最後の緊迫感には、
ただただ圧倒されるばかりです。
by hideonoshogai | 2008-11-14 15:20 | チェロ | Comments(4)
ライナーノートは同じだと思われます。読んだとき動悸がしたほどです。まとまりのない文章ですが、以前感想を書きました。
2008年5月2日と2008年5月4日の記事です。
(アドレスをこのコメント欄内に入れるとスパムとみなされてしまうみたいです)
自分が老いてきたことと、自分もチェロを弾くようになって、はじめてそういう風に感じるようになったのかも知れません。