8つの小品
むかし何処かで眺めた夕暮れの景色を思い出したり
何故かすごく懐かしい気分になります。
室内楽にもクラリネットの名作はたくさん。
ブラームスのクラリネット3重奏、5重奏、
モーツァルトのクラリネット5重奏などほんとうに美しい曲ばかり。
マックス・ブルッフはブラームスとほぼ同時期に生まれ活躍したロマン派の作曲家。
「ヴァイオリン協奏曲1番ト短調」や「スッコトランド幻想曲」、それにチェロの名曲
「コル・ニドライ」などロマンチックなメロディで聞き手をメロメロにしてしまいますが
実はクラリネットとヴィオラの為に素晴らしい小品を残しています。
その名もずばり
「クラリネットとビオラとピアノのための8つの小品、作品83」
72歳というブルッフ最晩年に作曲されたためか、8つのうち7つが「短調」。
この8曲すべてが哀愁をおび、聞いていると、もうメロメロになるのです。
枯れた旋律がこれでもかこれでもかと続き、じつに味わい深く心に迫ります。
8曲は下記の構成。
I Andante A minor
II Allegro con moto B minor
III Andante con moto C monor
IV Allegro agitato D monir
V Rumanishe Melodie : Andante F minor
VI Nachtgesang(Nocutue):Andante G monir
VII Allegro vivace, ma non troppo B minor
VIII Moderato E Flat minor
8曲どれも素晴らしいのですが
とくに「ルーマニアの旋律」から「夜想曲」のあたりを聴いていると
もう何故か涙腺が緩んできてしまいます。
(↑単に歳のせいかも知れませんが)
この曲のヴィオラがたまらなく好きなのです。
ヴィオラ・パートならチェロでも弾けるはずと思って楽譜検索していたら
クラリネット(またはヴァイオリン)ヴィオラ(またはチェロ)で
出版されていました。
また譜面が欲しくなってしまいました。
by hideonoshogai | 2008-03-19 12:28 | 音楽 | Comments(8)
非常に美しい曲で大好きなのですが、ご存知ですか?
クラリネットを語るにはもちろんブラームス…必須ですよね。
ベートーヴェン「街の歌」のクラリネット版もいいですね。
あの曲の「街」の風情には、バイオリンよりもクラリネットが合うと
思います。
私の姪(兄の長女)、中学高校と6年間吹奏楽でクラやってました。
今春大学合格しまして、姉と私でドカンとお高めのクラを
合格祝いに買ってあげることとなりました。
大学ではビッグバンド愛好会に入りたいそうです。
グリンカの「悲愴」もベートーベンの「街の歌」のクラリネット版も知りませんでした。どんな曲なんでしょう。今度音源探してみますね。
確か昨年は車検だった?変な事よくおぼえているninjaです。
私はまもなく車検です。何てこんな事はどうでもよいのです。
充実の一年でありますようにお祈りしております。
最近、涙もろくなっていらっしゃるhideoさまに、世界一美しいワルツと言われているこの曲を。。。
→どうぞyou tubeへ。
<Shostakovich:Jazz Suite No.2-Waltz>
いろいろ出て来ますが、Richard Yongjae Oneillをお聴きくださいませ。だいぶテンポ速いのですが。。。ではよいbirthdayを!
そうでした。昨年の誕生日は車検でした。よく覚えてらっしゃいますね。家内がチェジュド旅行で不在だったので、コンビニ弁当かなんかで済ませたの、思い出しました。
YOU TUBE みてきました。韓国人のヴァイオリン弾きなんですね。
軽快なテンポでしゃれてますね。
教えてくださってありがとうございます。
上のCDは1997年ぐらいにエラートから輸入盤がでていてそれを持っています。ケント・ナガノ指揮の録音ですよね。このCDではじめてこの曲を知りました。とても懐かしいCDです。