La Foi の譜面
譜面づらはやさしいですが、これをたっぷりと情感を込めて弾くのはとても難しいです。
最初から8小節までが主題です。
1小節と2小節、それに3小節と4小節の間にcrescとdim。
1小節と3小節はスラーがついているので
付点二分音符と八分音符を弾くときの弓の速さを変えないといけない。
八分音符でcresc なので少し弓を速くし、音を豊かに。
3小節の八分音符のシドも同じです。
2小節のソ~レ~は4ポジ4指→1ポジ4指でポジション移動なのですが、
レの音程がなかなかピシと決まりません。
3小節の八分音符のシドから次のミは第1ポジから第4ポジの1指に移動。
この場合ポジション移動があるのでどうしても、
八分音符のドが短くなり易く次のミとの間で音が途切れがち。
ここは音がとぎれないようにポジション移動しなきゃなりません。
5小節目からは sul D なので7小節もD線の第7ポジションで弾きます。
音程が難しいです。
9小節から12小節はまた主題がでてきますが、
13小節のGisから突然転調して16小節まで気分が、がらりと変わります。
17小節から35小節までは展開部。
そして、36小節からまた最初の美しい主題に戻ります。
ここからゴルターマンのメロディがうまいなと思うのは譜面2↓↓
の下から3段目の2小節。
主題が一音あがったファ~ミファラ~ミ~のところ。
最後の穏やかな重音でも上の旋律は、最初の主題と同じ音型が繰り返されます。
なので八分音符に動きを与えて弾いてやらないといけません。
A線とD線の重音は、開放弦なら、問題なく響いてくれるのに、
指で押さえてやるとどちらかの弦の音が貧相になります。
やはり左手の問題でしょうか?
あとはA線とD線では太さが違うので同じ圧で弾くとA線の音が潰れます。
ここも綺麗に弾くのが難しいです。
とにかくLa Foi はとても美しい曲です。
今からしっかり練習して来年5月のカザルスホールにエントリーしようかな。
ピアノ伴奏譜は難しくないです。
追記2009.6.11
映像はこちらでみられます。
by hideonoshogai | 2007-08-14 18:19 | チェロ | Comments(2)
最後の重音など、特に。
こんな曲がきれいに弾けたら楽しいだろうな~。
hideoさんのあらたなレパートリーに加わりそうですね。
わたしもそのうちこっそりチャレンジしてみます。
学習者用のcdでもエチュードっぽいのは全く入ってなくて、素敵な選曲です。
でもこういうのがきれいに弾けるようになるためには、テクニックとセンスの両方が必要ね。
わたしもどれか選んで楽譜取って見ようかな、と思っています。
指番号もしっかり書いてあって、こういう楽譜を選んでのせているイッサーリスのやさしさを感じますね、チェロを学んでいる人たちに対する。
最近朝型に変えようと努力しています、一週間くらい早起きしているんだけれど夜は相変わらず遅い。
でも熟睡できるようになったかも。
今日も暑そうです。
例えば、18小節、2分音符のD、25小節4分音符のA、
下の楽譜の下から3段、3小節目の2分音符のA、下2段目3小節目の2分音符D
です。
Ninja さんも是非、弾いてみてください。
ここんとこ熱帯夜が続いて眠れないので、昨夜はエアコンつけたまま寝ました。
おかげで熟睡できました。温度は28度、除湿にし3時間だけタイマーつけました。
夏バテ防止には最初の3時間を熟睡できるかどうが、とても大事だそうです。おかげで朝5時までぐっすりでした。自分も朝型で毎朝5時半には起きて、6時半には自宅をでますよ。