フィンランディア賛歌 チェロ4重奏
この曲、実は2009年9月に西宮でダンベルドアさん、フルフルハウスさん他の皆さまとチェロアンサンブルをした際にダンベルドアさんから頂いた譜面です。パソコンに保存してあるのを思い出し久しぶりに弾いてみました。
最初は、4声がほとんど同じように動くので合わせ易いのではないかと思っていました。
ですので、各パートをメトロノームに合わせ弾き、録音した各パートを重ねれば簡単に
多重録音できる、と思っていたら・・・・とんでもない。
譜面通りに弾いているつもりでも、(特に長い)音符の長さがバラバラで全く合いません。
逆にいうと「ふだんどれほどいい加減に弾いているか、よくわかった」ということです。
この反省をもとにできるだけ譜面どおりに弾くように務めました。
ただアヴェ・マリアとは異なり、
この曲では、前奏なしで、いきなり4声同時に始まるので曲の冒頭を合わせるのが大変です。
多重録音の経験豊富なYutaponticelloさんから、そういう場合には「ブレスがとても重要」と教えていただいたのでさっそく「ブレス」を試みました。
具体的には、1st celloを弾く時に意識的にブレスを大きくとり、2番〜4番チェロを弾く時に1st celloを聴きながら弾き最初の出だしはブレスを感じて音出ししました。
最初の付点四分音符と八分音符の長さがバラバラなど、
まだまだ細かい部分がピッタリ合っていませんが、初4重録音記念としてアップしておきます。
4声だと2声とは全然響きが違います。
響きが重厚になるのを狙いどのパートも敢えて開放弦を沢山つかいました。
フィンランディアはもともと男性4部合唱曲なので、チェロ4本の響きは男性合唱の響きに似ているかも知れません。
恐らく繰り返しは通常1回で、2回通して終わりなのでしょうが、
冒頭が合わなければ、最初の部分をカットするつもりで3回通して弾きました。
各トラックを重ねて見たところ、あまり大きなずれもなかったのでカットせず全部アップしました。
やはり「ブレス」は実際のアンサンブル同様、多重録音でもとても大事です。
ちなみに、画像は「フィンランド フリー 画像」で検索しフィンランドらしい画像を貼付けてみました。
追記(2015年9月17日)
You tubeのタイトルを
Finlandia Hymn 4 cellos から Finlandia Hymn "Be still My Soul" 4 cellos
に変更しました。
by hideonoshogai | 2015-09-13 20:10 | 多重録音 | Comments(6)
名前は聞いたことがありましたが。。
あら、フルさんもご一緒に弾かれたのですね~聞きたかったです。
ひでおさんはこういった録音ができて素晴らしいです。
近くにいらしたらぜひご一緒したいものですが、たぶん西の方ですね。
何か機会がありましたら、よろしくお願いします。私は東ですが。
このフィンランディアは、ほんとに響きが美しいですね。
多重録音ができるようになったのは、ほんとについ最近ですから
まだまだ超初心者です(笑)。
フルさんとアンサンブルをしたのは西宮ですが、前日に仕事で京都に行っていた際に関西の皆さんと一緒に弾きました。
私は普段は東ですから、rikoさんと一緒にアンサンブルする機会はあると思いますよ。お誘いいただければ喜んで伺います。
録音は 大変でしょうが これは 呼吸があっていますよ。
♪の早さも大事でしょうが やはり 間 なのかもしれないなぁ なんて 聞かせていただきました ありがとう♪
4声をそれぞれ3回づつ弾いても12回にもなるので、多重録音はやはり時間がかかりますね。
呼吸はとっても大事ですね。
あってるように聞こえましたか。
微妙な間がピタリと合うようになるまでには、まだ相当
かかりそうです。
もう6年もなるのですね!その節は大変お世話になりました。
それにしても多重録音までこなされるのでビックリポンです。笑
演奏活動も着実に成果を上げておられ敬服です。
実は私も少し頑張ってますよ。
この前上京した目的のひとつはチェロレッスンでした!
いろんな刺激があると楽しくなりますね。
そうなんですよ。あれからもう6年も経つんですね。
多重録音にトライして始めて、音符の長さをほんとにいい加減に弾いているのが良く分かりました。今もアップにむけ練習中の曲では細かい刻みが全然あわなくてだめです。
この前はチェロ持参で上京されたのですね。
今度是非また一緒に合わせましょう。