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発表会終了

この前の日曜に発表会が無事終わった(曲はBruchのCanzone)。
今年は参加者が多く(といってもほとんどがピアノ演奏)、当日の舞台リハーサルが午前中だけでは間に合わないということで
発表会の2週前と1週前の日曜にそれぞれ通しリハーサルがあった。
できるだけ場数をふみたいということもあるが、ピアノ伴奏で
演奏できる時間は貴重なので2回とも通しリハーサルに参加した。

ところが2回とも普段の自分本来の演奏ができずとても不甲斐ない演奏だった。
自分の順番まで、まったく音だしができない状況でいきなり曲を
弾き始めるのはとても辛い。
事前にまったく音出しができないため、体(とくに右手が)が硬直し、
柔らかく弾けない。
右手が固まると元弓が怖い。元弓が怖いと弓の先だけ使うので音が凄く
貧弱で表現力もだめだ。
事前リハーサルは二日とも、そんな状況だったため、発表会当日もちゃんと
弾けるか、かなり不安だった。

今回はピアノと合うかどうかかなり不安だったので
発表会の2日前に、もう一度ピアノ合わせと個人レッスンを受け、
最終チェクをしていただき
元弓が怖い時の対処法についてもアドヴァスを受け、いよいよ発表会当日となった。

当日、午前中の舞台リハーサルは案の定、時間切れで、要所しか合わせられなかった。
午後2時前にいよいよ出番となる。
調弦を普段は弓の先でアップでするのだが、今回は敢えて、元弓でダウンで大きな音で
調弦した。これが良かったのか
いざ、本番になると、意外にもリハーサルの時のような緊張感がなかった。
冒頭だけちょっと固さはあったが、あとは普段どおりに弾けた。
いやむしろ中間部は本番の方が良かったかも。

でも96小節のA線DからD線のフラジオのDに上がるところが上手くいかなかった。

演奏が終わって舞台袖に戻る時、ピアノ伴奏をしてくださった
師匠の奥様は「hideoさん、これまでの中で本番が一番良かったですよ」
と言ってくださった。
さらに師匠からは「とても良かった」「何かを訴えかけるような演奏でした」と
お言葉をかけていただき嬉しかった。

でも、高音域の音程の微妙なズレ、ゆったり弾けていない箇所があったり、
まだまだ課題はたくさんある。

これから、すこしずつ修正して行きたい。

自分の演奏がおわって子供たちのピアノ演奏を聴いていたが
子供用のピアノ曲の中にも素晴らしい作品が沢山あるのに
驚いた。

なかでもGillockの「Last spring」は聴いていて思わず
ウルッとしてしまいそうだった。




Gillock が没したのは1993年であり意外に最近の作曲家である。
子供の為のピアノの小品をたくさん残している。
これを機に彼の作品をいろいろ聴いてみよう。

by hideonoshogai | 2014-03-06 13:54 | Comments(0)  

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