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アウフタクト

演奏する際に大事な決まりごとはたくさんありますが
どんな音で弾くか決めるのにとても重要なのが呼吸。

ffで激しく音を出すときには一瞬で深く息を吸わないと迫力ある音はでないし、
軟らかいpには、ゆっくり浅く息を吸ってあげる。

アウフタクトの弾き方にはまさにこの呼吸がずばり反映されるので
この八分音符をどう弾くかで次から出てくる音が決まります。

イタマール・ゴランで検索していてたまたま見つけた
シューベルト「ます」の4楽章。
アウフタクトの弾き方が奏者それぞれ見事です。





主題につづき第1変奏 ピアノ アフフタクトの八分音符にはpの指示
      第2変奏 ヴィオラとチェロ やはりpの指示
      第3変奏 チェロとベース  スタカート付きのpの指示
      第4変奏 tutti ffの指示
      第5変奏 チェロ      pの指示

譜面では単にpという表記しか書いていないけれどいろんな弾きかた音の出し方があるものです。
ちなみにチェロはソッリマです。

by hideonoshogai | 2010-10-22 14:47 | 音源 | Comments(2)  

Commented by チェロ右衛門 at 2010-10-23 18:17 x
hideoさんがおっしゃっている楽器演奏での呼吸ということがまだよく分からない私ですが、演奏と奏者の表情がたまらなく良いですね。
Commented by hideonoshogai at 2010-10-24 14:10
チェロ右衛門さんこんちは。この演奏表情豊かでほんとに良いですね。息もぴったりです。

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