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チェロのヨガ

マリオブルネロが2年前コロナ禍で、自宅以外に外出できなくなった際に、チェロの弾き方の基本について解説した動画があります。

全部で24本の動画があり、まだ全部を見ていませんが、
最初の動画で、ボーイングの脱力のトレーニング法を解説しています。

メトロノーム60で4拍をまずダウンで弾いたら、今度はアップで6拍、次はダウンで8拍、その次は9拍と言うようにだんだん弓のスピードを遅くして行きます。

12位から相当きつくなります。特に元弓がしんどい。

4,6,8,9,12,16,18,24

で今度は逆に

24,18,16,12,9,8,6,4

です。

出来るだけ脱力し腕の重みを弓に載せるだけで、音を出す基礎練習です。

ブルネロはこれを「チェロのヨガ」と呼んでいます。

手首の動きについても分かりやすく、解説しています。
7分31秒から8分20秒位の手首の動かし方は必見です。
弓を動かす、ではなく、弓の動きに手首を合わせる、っていう感覚でしょうか。

そして、左手後方にチラッと見えている真っ赤なケースが格好良い‼️



# by hideonoshogai | 2022-09-29 19:42 | チェロ | Comments(0)  

メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲9番

2017年3月から、毎週火曜日にチェロで参加している弦楽アンサンブル花音では毎年11月に、いつもご指導いただいているT先生門下生の発表会に必ず参加して一年間の練習の成果を披露してきました。大勢の生徒さんたちの演奏の合間に弾くので、時間は10~15分位、ジャンルはクラシック曲に限られます。

昨年は、レスピーギの「リュート後ための古代舞曲とアリア」の3,4楽章を弾きました。

今年は、モーツァルトのディベルティメントkv138全曲を弾きます。

で、今年の発表会が終わると来期の発表会で弾く曲を皆で決めることになります。

いつも、候補曲を数曲持ちより、その譜面を用意してほぼ初見で全ての曲を弾いた後、投票で決めます。

来期の曲は何がよいか、数日前、ぼんやり考えていました。

このところ、チェロのメンバーが増え4人になり、バイオリンも二人増え、先週からビオラも増えて4人になりました。

この位の人数だと、もう弦楽のための交響曲ができるのでは!?

と思った時に思いついたのが、
メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲九番です。

実は、この曲、私が大学オケに入団して最初に弾いた曲。

もう50年以上も前のことですが、とても良い曲だったと思い、改めて聞き直しました。

一楽章は、モーツァルトの後期交響曲リンツのように冒頭に重厚なGraveがあり、その後軽快なアレグロが二分の二で続きます。

バッハの影響か後半にはフーガもみられます。

一楽章だけで、恐らく10分位になるでしょう。

ちなみに、二楽章はガラリと雰囲気が変わり、もう完全に室内楽の響きです。しかも前半はバイオリンだけ後半はビオラと低弦だけというコントラストがおもしろいです。ここもバッハのフーガの技法に似た響きが聴かれます。

三楽章はスケルツオのあとゆったりした懐かしいメロディー。

実は、この曲、メンデルスゾーンが14歳の時に滞在先のスイスで作曲したことから「スイス交響曲」とも呼ばれ、三楽章の後半では、そんなスイスらしい雰囲気を感じます。

四楽章は軽快に疾走して終わります。

これは、結構難しくて練習は苦労すること間違いないですが、来期の候補曲の一つとして提案したいと思います。

映像付き動画はこちら


# by hideonoshogai | 2022-09-25 14:31 | 音楽 | Comments(0)  

ブルネロのチェロピッコロ

2007年10月に墨田トリフォニーで初めて聞いたブルネロのバッハは衝撃でした。

そのマリオブルネロが、今度はバッハの無伴奏チェロソナタと無伴奏ヴァイオリンソナタ、パルティータをチェロとチェロピッコロを使って弾く連続リサイタルが来月下旬から始まります。

ブルネロのチェロピッコロ_d0010720_23303556.jpg

チェロピッコロとは、私も知らなかったのですが、チェロよりも一回り小さく上からE,A,D,Gとバイオリンと同じ調弦でバイオリンの1オクターブ低い音が出せる楽器です。

ブルネロはこのチェロピッコロを使ってバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータを演奏するライフワークに挑戦していますが、国内でライブを聴けるのは恐らく、これが初ではないでしょうか。

10月28日の紀尾井ホールから始まり

翌日、10月29日が

で紀尾井ホールと三鷹の両方を聞くと無伴奏チェロと無伴奏ヴァイオリン全12曲を聞くことができます。

そのあと

と公演が続き
11月6日の
でツアーが終わります。

私は三鷹の公演を聞きに行きます。
どんなバッハを聞かせてくれるのか、今から期待が高まります。

ブルネロのチェロピッコロのバッハ無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲はこちらで聴けます。


# by hideonoshogai | 2022-09-21 22:17 | チェロ | Comments(0)  

新しいチェロケース

ちょうど4年ぶりの投稿です。

本当に久しぶりなので、投稿の仕方を忘れてしまいました。

この記事からまた少しずつ、復活したいと思います。

チェロケースを新しくしました。

以前のライトグリーンのケースを購入したのは2003年の12月ですから、もう19年も使ったことになります。

数年前から四つある留め具のうち一番下の留め具が緩み、いつの間にか留め具が外れてしまう不具合がありました。それでも、この草色のケースには愛着があるので、だましだましなんとか使って来ました。

9月始めに、今度は、ネックを止める部分の緩衝部が破損しネックをきちんと止めること出来なくなりました。

新しいチェロケース_d0010720_07270169.jpg

これが、とどめとなり、長年私のチェロを守ってくれたケースをリタイアさせることにしました。

新しいケースもドイツのGEWAです。

今度は、赤にしました。
新旧一緒に並べてまず左側から。

小さくて分かりずらいですが、右下にGAWA airのロゴがついているのがおしゃれです。

新しいチェロケース_d0010720_20470922.jpg

今度は反対側から

新しいチェロケース_d0010720_20483669.jpg

最後に正面から

新しいチェロケース_d0010720_20500805.jpg

古いチェロケースは5キロ位ありましたが、新しいGAWA airは3.9キロ。

形も洗練されシャープです。

中央の白いラインはケースの強度、特に駒の部分を保護するための補強材らしいです。

在庫の色は、ブルー、白、ミルクティー、ブラウン、そして赤の5色ありましたが、

大好きなチェリスト、マリオブルネオと同じ赤にしました。

背負った感じも自然でかなり軽くなっています。

このケースとまた新しいチェロの旅が始まります。



# by hideonoshogai | 2022-09-09 20:38 | チェロ | Comments(0)  

無言歌

無言歌といってもメンデルスゾーンではなく
ジョージアの現代の作曲家
アザラシヴィリの無言歌です。

最近、この曲を知り、譜面を探したら全音出版から
チェロソロ+ピアノ伴奏譜
がリリースされているので早速購入しました。

無言歌_d0010720_17210353.jpg

とてもシンプルな旋律ですが美しく素敵な曲です。



# by hideonoshogai | 2018-09-09 22:47 | チェロ | Comments(0)