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ナヴァラとバルビローリ

私の大好きなバルビローリの棒がはっきり見える動画を見つけた。
しかも演目はナヴァラのチェロ独奏でシューマンのチェロ・コン。

今から50年前に二人が競演した貴重な映像だ。



バルビローリのしなやかな棒さばき。決めどころはバッと決める。
とにかくカッコ良い。

ナヴァラもこうしてみてみるとほとんど体に無駄な動き(揺れ)がない。
そして右手がとても柔らかい。

ちなみに、↓のゲオルギアンさんはナヴァラの後任としてデトモルト音楽院の
教授を引き継いだ。
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by hideonoshogai | 2012-08-31 21:34 | 音源 | Comments(0)  

Not press too much

渡邉辰紀さんの右手の柔らかさにはいつも感心していますが
最近、辰紀さんがドイツのデトモルトで師事されていたKarine Georgianさんが自身のHP上で、右手についてこう述べているのを見つけました。

「もし右手に力が入りすぎると、これは良くみられることが多いけど、左手にも力がはいってしまい
、力が入る過ぎるために、ビブラートやイントネーションも含めて音が病んでしまう」
実際、プロの演奏家でも聞いていてとても疲れてしまう演奏が時々ありますが
おそらく聞いていて疲れてしまう演奏では、きっとこの右手に力が入りすぎることが悪さをしているのでしょう。

「右手の脱力」はプロにとっても難しいのですから我々アマチュアにとってはもっと難しいことを再認識しました。

で、このKarine Georgianさんがどんな演奏をされるのか
You tube を見てみましたが、いやぁ~、実に素晴らしい演奏ばかりでした。

どれをアップするか迷いましたが「ロココ」の最後を貼り付けておきます。



右手の動きにまったく無駄がなく動きが真っすぐです。
また、この映像から辰紀さんのボーイングがGeorgianさんにそっくりであることにも気づきました。

Georgianさんのチェロをじっくり聞きたくなったので
最近、録音されたCD(バッハ無伴奏+ビオラダ・ガンバソナタ3枚組、シューマンチェロ曲集1枚)を先週末入手しました。

これからしばらくはKarine Georgianさんのチェロを楽しみます。
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by hideonoshogai | 2012-08-27 21:17 | チェロ | Comments(2)  

阿佐ヶ谷七夕サロンコンサート

昨日、阿佐ヶ谷七夕サロンコンサートへ行ってきた。
毎年、この時期に阿佐ヶ谷で開催される七夕祭りの一環として
細田工務店が地元の人々に会社のフロアを開放しコンサートを開いている。


このコンサートを聴きにいったのは、今回が初めてだったが
会場は80人ぐらいがゆったりすわれる空間で
チェロをじっくり聴くにはちょうどよい広さだった。

自由席だったので会場時間よりも早めに到着するようにし
最前列の席でかぶりつきで聴いた。

プログラムは前半が
バッハの無伴奏チェロ組曲1番(チェロ:高橋 泉)
おなじくバッハの無伴奏チェロ組曲6番(チェロ:渡邉辰紀)

15分の休憩を挟んで後半は

白鳥(チェロ2重奏)

オンブラマイフ(ヘンデル)(チェロ2重奏+テノール白川?名前失念)
七夕さま(下総かんいち:西山健一編曲)(チェロ2重奏+テノール)

そして
チェロ2重奏 作品16(ポッパー)

アンコールが
アヴェ・マリア(バッハ・グノー・クンマー)(チェロ2重奏)
オーソレミオ(チェロ2重奏+テノール)

高橋さんのバッハはテンポも速めで繰り返しなしだったせいもあるのか
意外にあっさり終わってしまった感じがした。

渡邉さんは全部繰り返しありで演奏され6曲のなかでは最も技術的に難易度の高い
この曲を、ベースの音をたもちながら、旋律を朗々と歌い
素晴らしかった。

渡邉さんは今度の日曜にもこのバッハ6番を弾かれる予定。

白鳥は高橋さんのPizzを伴奏に渡邉さんが上を弾いたけれど
CDも含め今まで聴いた白鳥のなかでは一番テンポがゆっくり。
あれだけゆっくりのテンポで白鳥が弾けるのは渡邉さんの素晴らしい右手のテクニックがあるからだろう。
前回の渡邉さんの白鳥は伴奏がピアノだったけれど昨日は1.5倍ぐらいゆったりしていたのではないか。

最初からずっと渡邉さんのMCつきで進行していったが
今回テノールを歌う予定だった竹内さんが昨日本番直前に交通事故に遭い、出演困難になったとのことで場内は皆びっくり。
急遽、白川さん?(名前失念)に連絡しなんとか時間に間に合うということでピンチヒッターで登場。
リハーサル時間もほとんどなくきちんと合わせていないにも拘わらず、2曲ともばっちり決まって
拍手喝采。

最後の
ポッパーの2重奏は圧巻だった。
5楽章から成るこの曲は超絶技巧のオンパレードだが、そんな中で
二人のチェロが朗々と歌っている。
この曲はおそらく藤森さん向山さんご夫妻の演奏を聞いて以来だけれど
やはり我々アマチュアは絶対弾けない難しさだ。
4楽章、5楽章はチェロが歌って素晴らしかった。
渡邉さんの音はとても気品があり明るく鳴り響く。
勿論、右手のテクニックが抜群であることだけでは説明が付かないけれど
渡邉さんは弓をいつも駒よりでゆったりと弾いている。
あれだけの美音が出せるにはあれが一つの鍵だろう。

鳴り止まぬ拍手に応えて(?)
アンコールはアヴェ・マリア。
グノーのアヴェ・マリアの下の伴奏はバッハの平均律クラヴィア集1番だけれど
このアレンジはバッハの無伴奏1番のプレリュードになっている。
譜面では4小節の前奏に続いて、伴奏のアルペジオーネが始まるけれど
渡邉さんは、もともとの譜面とはことなる伴奏のアルペジオーネ(まさに無伴奏1番の冒頭
の4小節)を弾かれてそれから高橋さんの旋律が入ってきた。
この渡邉さんに下のアルペジオーネが柔らくて美しく歌っていてほんとに涙腺が緩みそうだった。

終演は予定よりも30分遅れの17時。
久しぶりにチェロ2重奏を堪能した。

ちなみにポッパーの組曲作品16の4楽章は
こんな感じの曲
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by hideonoshogai | 2012-08-06 21:11 | チェロ | Comments(8)