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没後40周年



1週間前にバリビローリのマーラー3番の6楽章をふと聞きたくなり、
久しぶりに彼の感動的なマーラーを何度も繰り返し聴きました。

その後、こちらにもお奨めのマーラー3番の記事をアップし、動画をいろいろ検索し
興味深い動画を↓に2つアップしました。
昨日、彼のことをまたいろいろ検索していたら
こちらのHPをみつけ、最後の年表を見て驚きました。

というのも今日がバリビローリの命日だったからです。

彼は40年前の7月29日に心臓発作で突然死していたのです。
大阪万博のため初来日を控えリハーサルを熱心にしていたにも関わらず
来日公演が果たせなかった事は知っていましたが
今日が命日とは知らなかった。

バルビローリのマーラーを久しぶりに聴きながら、ここ数日間バリビローリ関連の記事をアップしてきただけに、この奇妙な偶然性にちょっと驚いています。

本来なら、バルビローリのマーラー3番の音源があればそれをアップしたいところですが
残念ながら見つかりません。

40年前の今日亡くなったこの偉大なイギリスの大指揮者を偲んで
テンシュテットのマーラー3番6楽章を捧げます。



冒頭からずっと最後まで素晴らしいのですが
特に聴き所は
3:54~転調してからのヴァイオリン
6:22~チェロのテーマ
8:21~の弦
9:30~

続きを聞きたい場合はこちら

このマーラー最大の交響曲には
各楽章に副題がついています。

ちなみに6楽章は

「愛がわたしに語ること」
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by hideonoshogai | 2010-07-29 14:41 | Comments(0)  

バルビローリのリハーサル風景



バリビローリとハレ管の動画は以前、マーラー9番についての思い出を記載した時に
紹介しましたが、今回のリハーサル風景は、彼の緻密な練習が良くわかる貴重な映像です。



冒頭に映っている古い建物がマンチェスターにあったハレ管弦楽団の練習場。
その中からブルックナー7番の3楽章の中間部が流れてきます(今では定番中の定番のブルックナー7番。
実はこれも彼がイギリスで初演した多くの作品の中のひとつだそうです)。
30秒あたりで1stヴァイオリンのポルタメントがいかにもバルビローリらしい節回しでとても懐かしい感じがします。

映像では3楽章のスケルツォを彼が徹底的に仕上げてゆくプロセスがとても興味深い。

最初はすごく重く、遅すぎるテンポで弾いているけれど
彼が「重い」「遅すぎる」「もっと歯切れよく短く」「Cが長すぎる」「重くならないで」
(コントラバスに向かって)「quick out the C」
(コンマスに向かって)「too slow!, slow!!」と何度も何度も弾きなおし仕上げていきます。

4:17あたりからバルビローリが望んでいるテンポと歯切れよさになり、最初と
は音がまったく変わってしまうことに驚かされます。

もうひとつ驚くのはこのリハーサル風景の音。
きっとごく普通のカメラで撮影しているだけなのに
ものすごい迫力。
ちゃんとした録音機材で録音していたらもっと凄い音がしていたんでしょう。

バルビローリが棒を振るだけで楽団員の集中力が高まり
全員が100%の能力を出し切っていたからこんな素晴らしい音がするのでしょう。
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by hideonoshogai | 2010-07-27 17:31 | 音源 | Comments(2)  

バルビローリとチェロ



もうひとつの動画はさらに感動的。



4:35~5:00は奥様のRothwell(オーボエ奏者)と食事を作っている様子が記録されています。

なんとバリビローリは一日1食しか食べなかった!
これが彼の習慣らしい。
しかも3時間しか眠らない。
そうまでして彼が時間を割いていたのがスコアの勉強。
とにかくバルビローリは徹底的にスコアを予習したらしいです。
エルガーの交響曲2番のスコアを勉強している場面のBGM(5:45~ラスト)が
なんとバルビローリ自身がチェロを弾いている弦楽4重奏の音楽。

6:20~ラストで
バリビローリが優雅にチェロを弾く姿が映っています。
とっても気品があって素敵なチェリストですね。

彼が弾くチェロの音色もすごく優しい音がします。
バルビローリがチェロを弾く姿は写真では見たことがありますが
マーラー3番の解説書にタバコをくわえながら弾いている写真が掲載されている)
映像を見るのはこれが初めてです。
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by hideonoshogai | 2010-07-27 17:30 | 音源 | Comments(0)  

酷暑が続くので


壁紙をちょっと涼しげなのに替えてみました。

しばらくこれでいってみます。

字が大きいからこっちの方が読みやすいかも知れません。
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by hideonoshogai | 2010-07-27 00:00 | Comments(1)  

マーラー生誕150周年

今年はグスタフ・マーラーの生誕150周年ということで、国内でもマーラーの交響曲が随分演奏される。
日曜の早朝、BSハイビジョンでは
この6月のNHK交響楽団サントリー定期からマーラー6番を放送していた。

 (指揮はアシュケナージ。彼の指揮はどうしても好きになれない。
  両肘が固定されていて肘から先で前腕を振り回しているだけだ。
  しかも打点がすごくわかりにくいし、あれで良く合わせられると思う。
  「NHK交響楽団は何故彼を常任指揮者に迎えたのだろう?」
  マーラー6番の一番最後。ffの直前のppのところなどもすごく出入りが複雑だが、
  奏者はかなり神経を使って弾いていたのではないか?)
   
  なんて考えながら見ていた。

マーラーには一時期そうとうはまってしまって、CDを買い漁って聞き比べていた。
どの曲も好きなのだけれど、一番好きな1枚を選ぶとしたら
自分の場合は、これだ。

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1969年5月3日にバルビローリがハレ管と演奏した(恐らくライブ演奏だと
思うが
ライブ演奏のあとに同じホールでもう一度収録)このBBCの音源が
30年後の1999年にリマスターされ発売された。

バルビローリのマーラー3番はベリリンフィルとの録音もあるけれど
このハレ管の演奏の方が遥かに素晴らしいと思う。

オケのレベルとしては断然ベルリンフィルの方がハレ管よりも上だと思うけれど
マーラーに関しては、ハレ管の方がバルビローリに日頃から鍛え上げられ、
マーラーの様式感を叩き込まれていたのではなかったか、とこの演奏を聴いて思う。

特に終楽章(6楽章)はほんとうに素晴らしい。

すごくゆったりした壮大な曲なので、テンポに変化がないと
単調になってしまって飽きてしまう。

バルビローリはどのパートもひとつひとつの音を生き生きと歌わせ
時には愛する人にささやくように優しく、そして嵐のように激しく咆哮させる。
テンポが自在に変わるのもバルビローリの特徴だが
(これが嫌いという人も多いかもしれないが)
このテンポの揺れとダイナミクスが見事にシンクロすると、もうたまらない。

終楽章の最後の最後はティンパニーが連打して壮大なスケールで終わるが
ここのテンポがすごく速いのも特徴。

(サイモン・ラトルとバーミンガム響のマーラー3番もやはりラストが同じような速さで驚いたが
ひょっとしてラトルは子供の時にこのバルビローリの演奏を聞いているのではないか?
と疑ってしまうほど似ている。)

このマーラー3番は、なかなか実演で聴ける機会が少ない。
今年は、ヤンソンス+コンセルトヘボウが11月に演奏するがなにせチケットが高過ぎる。
もうS席とA席しか残っていない。

マーラー9番の演奏がすごくよかったチョン・ミョンフンとN響が
来年2月にマーラー3番を演奏する。
これなら二日間、公演があるし、どちらかを買えるだろう。
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by hideonoshogai | 2010-07-26 18:13 | 音楽 | Comments(6)  

ノイズキャンセル型ヘッドフォン

今日は整形外科の受診日。まだ8時前だというのにあまりの暑さなのでチャリは止めて車できてしまった。
診察の後リハビリもあるので最低でも三時間はかかるだろう。左肩はほとんど改善しておらず、痛みの範囲が拡がっている。肩関節周囲が痛いのは勿論だが、上腕三頭筋全体に痛みを感じる時がある。

一時間待ちで診察。
肩の動きは二週間前よりも悪くなっていた。ステロイド注射は効果がないようなので今日は止めた。自然に治るのを待つしかないでしょう、との事。ならばもう受診しなくても良さそうな気もするが一応、四週後に再診。


ところで、一週間ほど前にipodのヘッドフォンを買い換えた。前から欲しかったノイズキャンセル機能つきにしたのだが、このヘッドフォンの音がとにかく凄い。
ノイズキャンセル機能がオフの時の音をドア越しに聴こえる隣室の演奏に例えると、ノイズキャンセルした時は演奏者のすぐ傍で聴いてる感じ。それぐらい音がクリアで迫力があって音の分離が素晴らしく良い。
これが電車や地下鉄の中で聴いていても凄い臨場感は変わらない。
内蔵された小型マイクロフォンが周囲の騒音を検知してキャンセルする。300Hz以下の低周波成分のみをカットするだけでこれ程までに音が変わってしまうとは驚きだ。
大先生のチェロもこれで聴くと細かい音の変化までよりクリアに聴こえる。チェロ弾けない間、これからしばらくはこのヘッドフォンでいろいろ楽しめそうだ。


購入したのは、こちら
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by hideonoshogai | 2010-07-24 09:33 | 五十肩 | Comments(2)  

大先生の前奏曲とフーガ



ペレーニ大先生の演奏するコダーイの叙情的ロマンスを聞きたくて
このCDを早速注文してしまいました。

先週土曜にCDが届いてからipodに入力し通勤時にコダーイのチェロ曲全集を聴いています。
どの曲もどの演奏も素晴らしい。
コダーイがチェロをいかに愛していたか良く判ります。

特にバッハの平均律クラヴィーア集の前奏曲とフーガ(コダーイがチェロとピアノに編曲したもの)が
素晴らしい演奏で、いつもあの旋律が頭の中をぐるぐるまわっています。

この曲の動画はまさかないだろうな・・・・

でもひょっとしたら・・・・と思って


検索したら、

なんと・・・

大先生ご自身のライブ演奏の音源がありました。



54秒あたりの唸り声は大先生でしょうか?

バッハ ー コダーイ ー ペレーニ
と三位一体でしょうか


これほどの名演奏がまだ450回しか見られていないとは・・

ちなみにこの音源のピアニストは↑のCDとは違う方です。
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by hideonoshogai | 2010-07-23 16:34 | 音源 | Comments(0)  

スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ



一昨日、横浜の神奈川県民ホールでスーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ
を聴いてきました。
このチェロ・アンサンブルを聴くのは実に今回で4度目です。
最初が2008年の川口
2度目と3度目が2009年のリリス三鷹

過去の演奏会もそれぞれ素晴らしかったのですが今回がこれまでの中で一番楽しめました。
席が前から4列目で音が良くしかも奏者の細かい表情まで観察できたということもありましたが、プログラムがとても面白かった。

実はリリスの際に、このグループのCDを購入しました。
その中で今回のプログラムでも取り上げられた「12人のイカれた
チェリスト」がうるさいばかりでどうしても好きになれなかったのです。

でも今回、生演奏で聴いてはじめてこの曲の面白さを堪能。
これはもう絶対ライブで聴かなきゃダメということがわかりました。

演奏前に丸山さんからこの曲について「この曲は12人のチェリストの特徴を面白おかしく表現している」と解説がありました。
どんなところでも、やたらビブラートをかけたがる人
チェロをハープと勘違いしている女性チェリスト
とにかく練習好きなチェリスト
難所をいとも簡単に弾いてしまうチェリストなどなど

しかもこの12人はそれぞれ演技つきで一人ずつ舞台に登場し
各自好き勝手にバラバラな演奏しはじめるのですが
最後には12人で同じテーマを弾きかっこよく終わる、というとても楽しめる曲だったのですね。
これは音楽だけCDで聴いても絶対に面白さがわからない。

マーラー5番の4楽章アダージェット
指揮者なしでよくあそこまで合わせられるものだ、と感激。

アンコールはクレンゲルの賛歌。
これがまた良かった。

プログラムを見たら15時開演の昼の部と19時開演の夜の部とダブルヘッダーでした。
昼の部が終了したのが17:30過ぎでしたから
あの後さらに夜の部も演奏されたみなさんのスタミナにはびっくりです。

今回も金子鈴太郎さんのとても楽しんで弾いている姿に好感を覚えました。
金子さんには今後もずっとレギュラーで出て欲しいです。
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by hideonoshogai | 2010-07-19 14:34 | Comments(6)  

チェロを弾けなくなる日


4月に左上腕の筋肉に痛み覚えた時「もしかしたら、これって左の五十肩のはじまりか?」と不安を感じた。
僅かな痛みがあってもチェロを弾くにはなんら支障はなかったし、個人的な発表に向けて課題が山積みだったので、いつもの土日の練習に加え、平日の夜にもチェロをできるだけ弾いていた。

7月になってから急激に左肩の運動制限と痛みが出現。
今となっては、左手で指板をおさえるのも無理だ。
ならば右手だけでも、と開放弦のボーイングを先日やってみたが
古傷が痛みだしたのか、こんどは練習中に右肩に痛みを感じ、
慌ててボーイングをやめた。

悪いことは重なるものである。

以前から時々痛みがあった左手人差し指の第一関節もこのごろ痛みが激しい。
角度と力加減によっては痛くて弦を抑えられない時すらある。
肩といい、指といい、すべてが一度におかしくなってきている。

加齢とともに顔の皺が増え、白髪が増えるように
あちこちの関節の動きが一度に悪くなり、痛みが出る。
これは老化なのでどうしようもない。

抗炎症薬で炎症を抑え、リハビリで肩の運動の可動域を広げ、チェロが弾けるようになってもその状態をいったいどれぐらいの期間保てるのか。
今から最低でも5年
いや10年は弾きたい。
最近そんなことばかり考えてしまう。

チェロを弾き始めてからの7年間。
練習すればするほど、あれもやりたいこれもやりたと欲が出て、すっかりチェロという楽器の深みにはまりこんでしまった。

でもいつか必ずチェロを弾けなくなる時がやってくる。
その日に備えて、今から心の準備をしておかなければならない。
そして、チェロを弾けるかけがえのない時間をもっと大切にしなければならない。
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by hideonoshogai | 2010-07-16 15:54 | 人生 | Comments(2)  

南国にて



以前紹介したエルガーの「南国にて」。
冒頭からの迫力あるオーケストレーションも魅力なのですが
中間部のヴィオラソロが特に美しい。
「in Moonlight」という曲の旋律が使われています。

ヴィオラソロの映像はこちら。



今夜の芸術劇場ではこのエルガーの「南国にて」が
本場BBC交響楽団の演奏で放送されます。
これはお奨めになるのではないかと思います。
神尾真由子さんのシベリウスも楽しみです。
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by hideonoshogai | 2010-07-16 08:48 | 音楽 | Comments(0)