カテゴリ:放射線( 3 )

 

同級会

震災後の会津鶴ヶ城。

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昨年秋には改修工事中だった瓦が赤くなり青空に映える。

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本丸北側の石垣の一部が崩れていた。自分の記憶では石垣が地震で崩れたのは
初めてだと思う。


時間が前後するが、松山旅行の1週間前、大震災以来初めて会津へ行って来た。

昭和42年の中学卒業の同級会を40年ぶりに開催することが
12月から決まっていたのである。

40数年ぶりに再開再会した旧友は禿げたり、髪が白くなったりしているものが
ほとんどだったが、みなどこかに昔の面影が残っているのが意外だった。

一緒に悪い遊びをした友は勿論のこと
中学の時にはあまり話をすることもなかった仲間といろいろ楽しく話しをすることができた。
みなそれぞれの人生で家庭を持ち子育てが終わり苦労があったからこそ
久しぶりに再開再会しても共通する話題があったのだと思う。

福島原発が一日も早く終息することを、そして
皆がこれからもずっと元気であることを祈りながら会津を後にした。

ちなみにこの頃の会津の放射線レベルは
0.9マイクロシーベルト/1時間だったが、
2泊3日の滞在中ポケット線量計で実測した積算線量は5マイクロシーベルト。
48時間ずっと屋外にいて受ける積算線量の約8分の一のみ。

この程度の積算線量なら欧州まで飛行機で往復するよりもはるかに低く
(欧州往復では30~40マイクロシーベルト)
仙台の小学校が会津への修学旅行を中止しなければならないほど危険なレベルではない。

同級生の一人が嘆いていた。
「会津産の木材は放射能汚染が心配なのでもうしばらく注文しない」
と都内の業者に言われたのだそうだ。

木材なんかから放射性物質が人体に摂取されるわけではないのに
「何ががんばろう日本!」「がんばろう福島!」などと綺麗ごとを並べているのかと。
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by hideonoshogai | 2011-05-07 22:23 | 放射線 | Comments(2)  

減衰表

放射性ヨード(ヨウ素)の物理的半減期は8日。

半減期とは放射能が半分の量になるまでの時間です。

上水に300ベクレル/kgの基準値を上回る400ベクレル/kg の放射性ヨードが検出されたとしてもその水を汲み置きしておけば8日後には半分の200ベクレル/kgとなり基準値以下となり飲めるようになります。

放射性ヨードを含む水を飲まざるを得ない場合には汲み置きして一日後(約8%減)または二日後(約16%減)に飲めば放射性ヨードの総摂取量を僅かですが減らすことができます。



8日後までの放射性ヨード131の減衰表を掲載しておきます。

↓が減衰表になります。

1日後  0.917

2日後   0.841

3 日後   0.772

4 日後   0.708

5 日後    0.649

6日後    0.595

7 日後    0.546

8 日後   0.501

放射性ヨードは8日後には半分に16日後には1/16 そのまた半分の1/4になるということです。

300ベクレル/kgの水を24時間貯めておくと275ベクレル/kgまで

48時間貯めておくと252ベクレル/kgまで減ります。

放射性ヨードは時間が経てば確実に減衰して行きます。今わずかな汚染があるからといって過剰に反応し大人がペットボトルを買いだめするのは控えましょう。
もっともペットボトルを必要とする乳幼児に水をあげられなくなります。
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by hideonoshogai | 2011-03-27 00:16 | 放射線 | Comments(2)  

370万ベクレル

大震災から一週間が過ぎました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。またこのとても困難な状況下で被災者の救援に尽力されている関係者の皆様にはただただ頭が下がる思いです。特に危険な放射線レベルの中でまさに命がけで原発の復旧作業にあたっている作業員の皆様には任務が無事に成功するよう祈る他ありません。

原発事故により栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、新潟では上水道から放射性ヨードが検出されました。とても不安に思っている方がほとんどだと思いますが発表されたレベルが本当なら全く心配する必要がありません。放射性ヨードが体内に入っても90パーセント以上は体外に排泄されてしまいます。

また一般にはあまり知られていませんが甲状腺疾患の診断のために放射性ヨードは検査薬として日常的に人に投与されています。検査の際の投与量は111MBq 3.7MBq(メガベクレル)つまり1億1千百万
370万ベクレルです。発表されたデータによると基準上限値は水1リットル中に300ベクレルですから、仮にこのレベルの水を毎日2リットル飲みつづけたとしても一年間で体内に入る放射性ヨードの総量は、21万9千ベクレル。放射性ヨードをたった1回服用した際の甲状腺検査で体内に入る量の
5百分の一 約二十分の一ほどです。したがって健康への影響は全くありません。まして栃木、群馬以外では現在検出されている放射性ヨードは2ベクレル以下です。ペットボトルの水を買い溜めするような事は控えていただきたいと思います。

実は私自身が今から30年以上前に放射性ヨードカプセルを二回服用していますが、30年以上経過しても何も健康被害は出ておりません。

被災者の皆様が一日も早く元通りの生活に戻れる日が来る事を心より願っています。


追記(2011.3.21)
昨日記載した111MBqは甲状腺がんで甲状腺を全摘した後、ほかの部位に甲状腺がんの転移がないかどうか全身を検査する際の投与量です。
これに対し甲状腺のみの画像を撮る際の投与量は最大で3.7MBq(メガベクレル)370万ベクレルまでですので、訂正させていただきます。

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by hideonoshogai | 2011-03-20 07:22 | 放射線 | Comments(6)