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初コンサート

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今年のコンサートはじめは、スーパーチェロアンサンブル東京。根岸線のリリスホール↑までは自宅から二時間程。でも昨日急遽チケットおさえて聴きに来た甲斐がありました。いや~素晴らしかった!続きはまた後で。


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当初は行けるかどうかはっきりしていなかったので、チケットを買ってなかったけど
予定が空いたので、昨日、ホールに電話し最後列の席をゲットし急遽聴きに行きました(幸い昨日はまだ若干残あり、本日会場行ったらもう完売だった)。
本郷台までは東海道線快速で大船まで行き大船から根岸線に乗り換えて横浜方面に一駅戻る。自宅でてからリリスホールまで約2時間。ちょうど昼時に電車で移動なので品川で乗り換えの際に、「まい泉」のカツサンドを買い、東海道線の車中で頂いた。

ホールは収容人数が200名ほどのこじんまりとしたホールで、客席の傾斜がかなりきつく、大学の階段教室のような感じがした。

女性陣はドレス、男性陣はタキシードで登場。
前半は新春ということでヨハン・シュトラウスの、こうもり序曲、皇帝円舞曲、美しく青きドナウ、をチェロ12本で。
オケの曲をチェロアンサンブルに編曲すると1stヴァイオリン役を担当する人がとても大変だけれど、この3曲は1stが丸山泰雄さん、渡邉辰紀さん、それにもうお一人の計3人で弾いておられ音量もテクニックもばっちり。ただ、最初のこうもり序曲では、コンバス役を水谷川優子さんが一人で頑張っておられたけど、どうしても一人では音量が不足気味でそれだけがちょっと物足りなかった。
3曲のウィンナワルツで新春気分を堪能したところで、本郷台出身の若手作曲家
加藤昌則さんの「音祝(おとほぎ)」なるリリスホール委嘱作品を演奏。もう一度聴いてみたい、と思ったほど、なかなか良い曲だった。
前半最後はブラームスのハンガリア舞曲5番で盛り上がる。丸山さんすごくテンポを揺らしもう変幻自在。

休憩の後は
全員ラフな格好に着替えて登場。南米ラテン音楽特集となります。
ソッリマのヴィオロンセル・ヴィブレは昨年の川口でも聞いたので本日がライブは2回目。
聴きながら、曲の構成を思い出し、中間部の丸山さんと渡邉さんのソロを聞いていると「ああ、そう、ここの旋律、綺麗だよな・・」と心の中でつぶやいていた。
それにしてもこのお二人の音の艶っぽいこと・・。
エンディングでは二人の動きがとまり照明が消え真っ暗になるのも昨年と同じ演出だった。

ソッリマの後は
いよいよピアゾラ。
アディオス・ノニーノ、オブリビオン、そしてリベルタンゴとなります。
ピアゾラはもう圧巻でした。
この3曲はどれも丸山さんがソロを弾かれましたが、このソロが素晴らしかった。
音の質も艶も、音量も昨年より今年の方が良かったように思います。
アディオス・ノニーノでは思わず涙腺が緩みかけた。
最後はヴィラ・ロボスのブラジル風バッハ1番。この曲はチェロ8本のために書かれた
オリジナル曲なので、とても聞きやすい。2楽章が美しかった。
1曲ごとに丸山さんの軽妙なおしゃべりがあり、リラックスして聞くことができた。
丸山さんが、チェロが大好きなのが、こちらにすごくダイレクトに伝わってくる。それが彼のソロの音からもビンビンこっちの心に響いてくるので、今日の演奏聞いて丸山さんがまた好きになった。
アンコールは大サービスで3曲。
ビートルズの「プリーズ・プリーズとオブラディ・オブラダ」
荒川静香で有名になった「誰も寝てはならぬ」
そして、昨年、川口でも聞いたバーンスタインの「トゥナイト」。
あれだけ弾くとそうとう疲労困憊するのではないかと思うけど
丸山さんは、まだまだ弾き足りないようなご様子でした。

平成21年1月11日午後2時開演
横浜市栄区文化センター リリスホール
スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ

チェロ
丸山泰雄
渡邉辰紀
海野幹雄
水谷川優子
三森未来子
荒 庸子
林 詩乃
朝吹 元
玉川 克
室野 良史
灘尾 彩
谷口宏樹

ヨハン・シュトラウス
こうもり序曲
皇帝円舞曲
美しく青きドナウ
加藤昌則
音祝(おとほぎ)
ブラームス 
ハンガリア舞曲5番
ソッリマ
ヴィオロンセル・ヴィブレ
ピアゾラ
アディオス・ノニーノ
オブリビオン
リベルタンゴ
ヴィラ・ロボス
 ブラジル風バッハ1番


PS: 会場に丸山さんに目がとてもそっくりなご婦人がいらした。
    丸山さんのお母様か?と勝手に推測したけど
    「丸山さんのお母様ですか?」と突然お声をかけるのもためらわれ
    真相はなぞ・・。


追記(2009.1.19)

当日演奏メンバーだった水谷川優子さんのブログに
女性メンバーのドレス姿がアップされています。
こちらで見られます。

by hideonoshogai | 2009-01-11 17:17 | Comments(9)  

Commented by ダンベルドア at 2009-01-12 00:03 x
そちらは12人ですね。
ベルリンもそうですが,12人くらいがソロの音色と合奏の厚みの両方が楽しめますね。曲もポピュラーで親しみのあるのが多いし,・・・こちらも聞きたかったです。
Commented by hideonoshogai at 2009-01-12 00:15
12人だと、4重奏が各パート3人で確かに音に厚みがありますね。
そんな中で丸山さんと渡邉さんの音はびんびん届いてくるのでさすが、と思いました。早くあんなソリストの音が出せるようになりたいものです。
Commented by ninja at 2009-01-12 11:34 x
かならず同じ曲を毎回弾く、と聞いていましたがここのところソリマのデュオは定番になりましたね。毎回少しずつ感じが違うのはライブならではですね。それにしてもチラシとお名前が違ってますが、インフルエンザにでもかかったのでしょうか。
Commented by はらしま at 2009-01-12 13:11 x
このコンサート知っていたんですけど、場所が遠いので躊躇してしまいいきませんでした。
hideoさんの記事でやはりいけばよかったなーとちょっと後悔です。
Commented by hideonoshogai at 2009-01-12 14:41
室野さんと谷口さんがピンチヒッターだそうです。篠崎さんがインフルエンザ、もうお一人(名前失念)は怪我されたそうです。ソッリマのデュオは国内では作曲者から演奏許可のあるこのグループでしか聴けないから、ソッリマの生は一年に一度の楽しみです。
Commented by hideonoshogai at 2009-01-12 14:49
はらしまさん、こんにちは。私も前日急に、聴きに行く事決めました。会場はやはり遠かったです。チェロ仲間はどなたもいらっしゃらなかったです。私も夜だったら行きませんでした。
Commented by pearblossom at 2009-01-12 23:27
こんにちは。
丸山泰雄さんの事は知りませんでした。紹介していただいてうれしいです。
コンサートの模様詳しく読んで、ワクワクしました。充実した満足のいくコンサートだったようですね。トークもあり、曲目もお客さんが喜んでもらえるような趣向があってこういうコンサート行ってみたいです。
アディオス、ノニーノ、リベルタンゴ、ピアソラ大大大好きです。丸山さんの奏でるタンゴ是非聴いてみたいです。
丸山さんの事いろいろ調べました。15歳からだなんて凄いですね。サッカーもされていたそうで、自分もサッカーが大好きな息子は親近感が沸いたのか、とても刺激を受けていました。いつもありがとうございます。
Commented by hideonoshogai at 2009-01-13 18:09
pearblossomさん、こんばんは。丸山さんは15歳でチェロ始められ3年で芸大にパスしたんですから、きっと我々には想像もつかないような物凄い練習をされたのだと思います。
アディオスノニーノのソロ弾いた丸山さんの音にはほんとに圧倒されました。確かソロのCDも何枚かでているはずです。
息子さんサッカー少年なんですね。リフティングも集中して練習されているんですね。
今回のコンサート、とても素晴らしかったです。息子さんやpearblossomさんもご一緒できたら良かったですね。
自分が行けるかどうかはっきりしなかったのでここで紹介しなかったのですが、事前に情報をアップしておけばよかった、と今ちょっと反省しています。
Commented by hideonoshogai at 2009-01-19 18:58
女性チームのドレス姿が水谷川さんのブログにアップされました。
追記の「こちら」をクリックで見られます。
次回のスーパーチェロは5月に三鷹だそうです。次も楽しみです。

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