トルトゥリエのサイン
yoshiさんが、ポール・トルトゥリエのバッハ無伴奏のDVDについて記事をアップされていましたが、
実は大学時代にトルトゥリエのリサイタルを聞きに行ったことがあり、その時バッハの無伴奏組曲の譜面にトルトゥリエからサインを頂きました。
もう35年ぐらい前のことなので
残念ながらトルトゥリエが何を弾いたのか、記憶が定かでありません。
でもバッハの無伴奏の譜面にサインを頂いたということは
バッハの無伴奏も演目の中に入っていたのかも。
鮮明に覚えているのは、トルトゥリエの哲学者のような彫の深い風貌と
やたら長いエンドピン、そしてチェロをほとんど寝かせたような構えで弾いていたこと。
左手も右手もテクニックが素晴らしかったこと。
音は大ホールの隅々までなり響いていたことなど・・・。
サインの文字は鮮明に書かれています。
きっと「今夜は素晴らしい演奏をありがとうございます」などと
挨拶をしサインを頂いたのだと思います。
↑はサインをもらったバッハ無伴奏チェロ組曲譜面の表紙。
Anna Mgdalena Bachの自筆譜が載っています。
(このAMBの自筆譜についてはダンベルドアさんが、以前記事をアップされています。)
この譜面、大学時代にK先生のお弟子さんのNさんから頂いていたもの。
Nさんはすごくチェロが巧くて、ラロのコンチェロトをさらっと弾かれるほどの腕前でした。
トルトゥリエのサインから、
Nさんが参加された夏合宿のこと
Nさんが弾かれたモーツァルトの弦楽4重奏素晴らしかったこと・・などを
懐かしく思い出しました。
by hideonoshogai | 2008-12-11 17:26 | チェロ | Comments(10)
容姿端麗で演奏も美しいプレイヤーが、サインを頼むと
「$%&'BH%&'&(++#$`@!!??」みたいなこともよくありますが、
私のように単純な性格だと、それだけでがっかりしてしまうんですよ^^;
私は基本的には「フルニエ命」なのですが、
トルトゥリエの録音はフォーレのソナタが好きでよく聴きます。
トルトゥリエ… デュ・プレの師匠なんですね、知らなかった!!
トルトゥリエが来日したのはいつかと思って検索してみたら週刊FMのS47.1.31号がYahoo!オークションに出ていて、そこに「ききしに勝る迫力 トルトゥリエ」とのグラビア記事がありました。hideoさんがいらっしゃったのはこのときの来日公演かなと思いながら見ました。
ほんとに美しい字ですね。確か、「さっ・・」と一瞬で書いてくれたような気がします。
トルトゥリエの音源は意外にもってなくて、いつも聞いているのはベートーベンのチェロソナタ全集CDだけです。
フォーレはきっといいでしょうね。今度チェックしてみます。
デュ・プレはトルトゥリエのマスタークラスを受けたのでしょうね。
yoshiさんのおっしゃるように,まさに聞きしに勝る生き生きとした音でしたね。
ブラームスでしたか!自分は何を聞いたか記憶がないんですよ。ベートーベンだったかなぁ・・・。
当時、生チェロ聴いたのはトルトゥリエとレイヌ・フラショーさん。フラショーさんはドボコンでした。
フラショーさんは、はっきり覚えているんですけど(笑)。