温めてはいけない
首を右へ向けた時に首のつけ根だけじゃなく、背中(特に肩甲骨の内側)に痛みがありました。
痛みが出てから毎晩、局所に○ブをすり込みマッサージをしていましたが、一向に良くなりません。
チェロの練習のやり過ぎで、筋肉に相当負荷がかかっていたのでしょう。
4月初めに発表会があったので、痛みがあったにも拘わらず練習はさらに過熱。
(ここでチェロをやすんでいたら、また結果が違っていたかもしれませんが、
発表会前なので休止できる状況ではなかった。)
発表会が終わってからチェロを弾く時間は少なくなったのですが、まだ痛みは持続。
5月18日にぎっくり腰をしたときにも右肩は痛くて結構辛い状態でした。
6月初めの京都旅行の翌週末(6/7,8)に2週間分チェロ弾こうなどと考えてたくさん弾き、
かなり筋肉痛が悪化。
この時、「痛みは慢性化しているので局所を温めるのが良い」と勘違いしたのが、今回、五十肩を悪化させた最大の反省点です。
肩の痛みが辛かったので、6月10日の夜、お風呂でしっかり身体を温め、
その後また局所を20分ほど温めました。温めた結果、夜中に激痛がきたわけです。
肩の痛みが慢性化していたとは言え、練習でさらに肩・筋肉に負荷をかけたため、
痛めた筋肉が新たに炎症を起こしたのでしょう。ここは温めるのではなく冷やすべきでした。
温めた次の日から、毎晩、局所が疼いて眠れない夜が続き、運動が制限され始めた。
激痛からもう3週間経ち、痛みはだいぶ軽減しています。もう急性期は終わって慢性期に移行しているのかも知れません。
こういう状況でチェロを弾くとまた筋肉に負荷がかかります。
でも、やはり温めてはいけないように思います。
チェロの練習で筋肉に負荷がかかり新たに痛みがでたら、
温めずに痛みのある場所を冷やす。これが原則のように思います。
いろいろ検索していたら、ゴルフ愛好家で整形外科のドクターが
ゴルフと五十肩の痛みについてとてもわかりやすく解説されていました。
チェロとゴルフで使う筋肉は違いますが、症状がでたら治療法はほとんど同じと思います。
松永医院の解説を見ると「急性期には消炎鎮痛剤、シップ、座薬を使ってとにかく炎症を抑えることが大事」と書かれています。これが原則のようです。
それと痛みがでたらすぐ○ン○リンを塗る。これも効果がありそうです。
慢性化した痛みには○ン○リンは効きませんが、急性の炎症には効果がありそうです。
実は、昨年12月に股関節が痛くて整形外科を受診し、
外来担当医に「坐骨神経痛」と診断されました。
いま考えると、これも五十肩(肩関節周囲炎)と同じ股関節周囲炎だったのですね。
五十肩とまったく同じ症状が股関節に出ていた訳です。
実際に、この股関節の痛みを五十股関節と診断されている
整形外科の先生もいらっしゃいます。
五十肩と同じような疾患という診断概念がないので、
坐骨神経痛と誤診されることが多いのでしょう。
自分の場合、やはり一番酷い時は夜中に股関節が疼いて目が覚めるほどでした。
仰向けで寝ていても、お尻の後ろ側に体重がかかり、
その場所が痛くてどうしようもないのです。
右を向いても左を向いても痛くて痛くて眠れません。
いま痛みは落ち着いていますが、運動制限があり、
胡坐をかこうとすると右足の付け根に痛みがきて胡坐をかくことができません。
股関節も肩関節と同じ病態で同じような痛みがでるということです。
今回の教訓:たとえ慢性期であっても、練習後の急な痛みは、
新たに急性炎症が加わった痛みなので、絶対に温めてはいけない。
by hideonoshogai | 2008-07-01 12:47 | 五十肩 | Comments(8)
それと、この痛みは身体への危険信号で、「そろそろ無理しないで休息とるように」って言っているような気がします。お互い一つしかないからだ。大事にしていきましょう。
お気の毒に…(;_:)
体はほんの先でもどこか痛いと、全身に力が入らなくなるんですよね。
ピアノでは、学生がよく腱鞘炎になります。
学生のたいていの場合は弾き過ぎてるんです。
腱鞘炎も気付いた時にしばらく休めば悪化しないのですが、
バリバリさらいたい学生時代にはそういう「加減」ができない…
痛みを感じながらも7時間8時間と弾いてしまって、結局悪化そして
癖になる…。
何につけ、病気とのたたかいは「急がば回れ」みたいなところが
あるように思います。
ともあれ、お大事になさって下さいね。
そうなんです。何時の間にやら、こんな状態になってしまって。
最初のうちは単なる筋肉痛と思っていたんですが。あっと言う間に、肩が動かなくなってしまいました。今は慢性期になったようなので、肩関節が拘縮しないよう、少しずつ肩を動かしています。腱鞘炎は経験ないんですが、あれも辛いのでしょうね。痛いのは嫌だけど、楽器が思い切り弾けないのも結構辛いですね。でも回復すれば、またしっかり弾けるようになる訳ですから。しばらく辛抱します。