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OTSQを聴く

もう一昨日になってしまいましたが、
東京フィルのメンバーから成るOTSQのホーム・コンサートを聴いてきました。
曲はスメタナの「我が生涯から」
とボロディンの「弦楽四重奏2番」の2曲。

会場はOTSQがいつも練習に使われている某マンションの集会所。
席は30+αほどで、自分はチェロの渡邉辰紀さんの真前に
かぶりつきで座りました。

ほぼ数メートルの範囲に4名の奏者がいらっしゃるので
息づかいから細かいしぐさまでこちらに伝わってきて
最初はちょっと緊張してしまいました。
でも演奏が始まると4人の皆様の音が素晴らしくてもう圧倒されっぱなし。

「我が生涯から」はこれまでの人生を振り返るような曲。
冒頭のビオラのテーマ。しびれますね。
2楽章は転調してからのチェロの動きが絶妙。
3楽章はもう美しくて圧巻でした。
4楽章は1楽章のビオラのテーマが最後に3回
1stヴァイオリンで回想されるところが山場。
とてつもなく悲痛な深い叫びに聞こえました。

ボロディンも美しくて名演でした。
自分もチェロ弾くので、どうしても渡邉辰紀さんの音を
集中して聞いてしまうのですが
いや~~、渡邉さんのチェロ美音でした。
1楽章の冒頭のテーマも3楽章のテーマもうっとり。
C線の音もずっしりと響いて凄かった。
渡邉さんが他の3名のみなさんをリードしているような印象を受けました。

演奏の後には懇親会が企画され
演奏者の皆様を囲んで楽しくお話することができました。
自分は渡邉さんの隣に座らせていただき
チェロの事もいろいろ伺い大変参考になりました。
とても心温まる時間でした。

今回の演奏会を企画していただいた
あのじさまはじめOTSQの皆様に感謝申し上げます。

by hideonoshogai | 2008-05-06 00:10 | 音楽 | Comments(2)  

Commented by あのじ at 2008-06-06 05:42 x
1ヶ月も経ってしまいましたが、本当にその節は有り難うございました。おかげさまで、なんとか最後までこぎ着けることが出来ました。
ひとつき経っても、あのときの心温まる気持ちは変わりません。
どうぞお身体を大切になされて、ますます素敵な日々をお過ごし下さい。
Commented by hideonoshogai at 2008-06-06 11:28
こんにちは。温かいお言葉ありがとうございます。
もう1月経ってしまったのですね。こちらこそ改めてお礼申しあげます。素晴らしい雰囲気の中で4人の皆さまの演奏を聴くことができたこと忘れられません。今でも余韻が残っています。OTSQの皆さまにもどうぞよろしくお伝え下さい。

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