エチュードを歌えるように弾く

ベートーベンやグリーグやブラームスの
チェロ・ソナタの譜面を眺めていると、全音符や2分音符や
4分音符がすごく多い。

なので譜面づらだけみると一見弾くのが簡単なのかと
思ってしまいますが、実際にはこれがすごく難しい。

その理由のひとつはやはり音を歌えるかどうか、
ひとつひとつの音をつないで弾けるかどうか、
どこからどこまでをひとつのフレーズとして弾くか
がすごく重要です。

ドッツアウア1番は、ハ長調で全音符と2分音符
と4分音符だけで凄い簡単そうに見えるけれど
これをチェロ・ソナタだと思って歌えるように弾くのは
すごく難しい。

偶然みつけた1番。
これはとても参考になります。

とくに印象に残るのは、21小節と25小節。
1拍目は前の小節からの下降音階の続きなので
ここで一旦メロディが終わり。
どちらも2拍目からあたらしく上行音階が始まるように弾いている。

一番最後のCの開放弦。まるでコンチェルトでも弾き終えたような
弾き方です。
[PR]

by hideonoshogai | 2008-04-14 00:06 | チェロ | Comments(4)  

Commented by ninja at 2008-04-15 00:47 x
ソナタはまだまだ弾けませんが、ドツアウアーの一巻のエチュードはなるべく大曲を弾いているような気分で弾く事にしてます。結構満足感があります。あんまり難しくない前半の曲で絶対間違わないで、テンポも落とさないで弾くと楽しい。
シュタルケルのドッツァウアー聴いてからひらめきました。
あれはすばらしいです。
Commented by スパン at 2008-04-15 12:42 x
うん。これはいい演奏ですね。音階の意味をきちんと伝えていて、
何も考えなくても自然と音楽の流れが聴こえてきますね。
音楽がどちらの方向に向かっているか、それを情感と理論と
両方からちゃんとアプローチして伝えてる。
これがいわゆる「歌ごころ」というヤツですね。
当たり前のようでいて、それがなかなか難しい。
Commented by hideonoshogai at 2008-04-16 12:33
ninja 姉、シュタルケルの演奏は聞いたことがないですが、きっとすばらしいのでしょうね。自分も5番と6番は好きで良く弾いています。
間違わないで弾くのは結構大変だけど、弾いていて楽しい練習曲ですね。左手の訓練にもなるので、しばらくチェロ弾かないでいた後、久々に弾く時に1番から10番まで一気に弾いたりしています。
Commented by hideonoshogai at 2008-04-16 12:40
スパンさん、こんにちは。この練習曲はチェロを習い始めて最初
に弾く定番曲です。なので誰でも良く知っているのですが、これを「歌ごころ」たっぷりに弾くのは意外に難しい。左手のタッチ、ボーイング、ビブラートなどすべてが関係してきます。勿論一番大事なのは奏者が「どう歌いたいか」を実際に音としてだせるかどうかですが。。。初心者むけの練習曲といってもすごく重要な要素がたくさんあって、基本が大事ということを改めて思い知らされる曲ですね。

<< 練習熱心 東京フィル第752回サントリー定期 >>