ドボコン
楽器の手入れをしながら師匠とちょっと
チェロ・コンチェルトについて話しをしました。
実は、ラロのチェロ・コンの譜面を買ったのですが
勿論弾けないと、解っているのに、譜面が見たくなって
買ってしまった、といういつもの悪い癖です。
で、ラロのチェロ・コンのレベルってどうなのかと思って
こう切り出したました。
自分:「ラロのチェロ・コンはやはり弾くの難しいんですか?」
師匠:「ラロですか?あれは、難しいですよ」
「それに弾いていて弾きばえがしないというか、
いやらしいというか
チェロのソロがあんまり目立たないんですよ。
最初にオケがff で鳴って、その後にチェロのソロがでてくるけど、
かなり低い音からはじまるから目立たないし
ずっと弾きっぱなしだから、途中でちょっとアクシデントがあると
立ち直れない場合があるんです。
だからラロのコンチェロトを弾く人はあんまりいませんね」
自分:「そういえばラロを演奏会で弾く人は少ないですね」
師匠:「ドボコンはそういう意味でも、ほんとに良くできていますよ。
オケとソロがうまいぐあいに響きあうようになっているし、
ソロにも結構休みがあるから、休みの間に立ち直れるんですよね」
自分:「なるほどそういわれてみればそうですね」
「いや、ラロは結構好きでこの前楽譜を買ってみたんですが、やはり難しいんですね。」
師匠:「そうなんですよ。すごく弾き手にとっては嫌らしい曲なんですが、
あれも良い曲ですよね」
「じゃ、こんどラロもやってみましょう」
自分:「いえいえ、絶対無理と思います」
そういわれてから,改めてラロのコンチェルト聴いてみると
確かにソロはずっと弾きっぱなし。
ドボコンは結構オケのtuttiの間に休みがありますね。
それにしても、ケラスのドボコン。
あまりにも自然に上手く弾いているもんですから
聞きながら、自分もひょっとしたらドボコン弾けるんじゃないか?
という幻想を抱いてしまいました。
絶対に弾けっこないのに。
でもチェロ弾きなら一度はオケをバックにドボコン弾いてみたいですね。
by hideonoshogai | 2007-10-03 19:19 | チェロ | Comments(2)
私も、ドヴォコンの譜面、持ってます。
畏れ多くも、ヨー・ヨー・マと一緒に弾いたこともあります。
もちろんCDですが(笑
しかも、全然弾けないから、長い音符のところだけ(笑
以前、アマオケでドヴォコンの伴奏をやったことがありますが、
ソロに聴き惚れてしまうので、何回も落ちてしまいました。
ドヴォコンは自分もマ様をいつも愛聴しています。
でも、まだ一緒に弾いたことはないですが(笑)。
最初の第1主題だけでも、ごまかしながら弾けるように
なりたいですね。
ドヴォコンの伴奏されたことがあるんですか。
オケで弾いていてもやはり高揚感があるでしょうね。
ドヴォコンは、かっこよすぎますよね。