ウルフ音

自分のチェロはG線の第4ポジションのEのあたりでウルフ音がでます。
一番最初に張った弦はスピロコアでその時にはウルフキラーをつけ、
すこしだけウルフ音が少なくなりました。

でもウルフキラーをつけると楽器全体の鳴りも変化してしまい
特にD線の鳴りが70%ぐらいまで抑制されてしまうような気がします。

その後いろんな弦を試しました。
ベルカントではウルフがあまり出なかったように記憶していますが
一番ウルフ音が出ないG線は,なんと一番定価が安いプリムでした。
これは意外でした。

自分の中では
定価が安いプリム弦=あまり良い弦ではない
というような認識があったからです。

先日たまたま佐々木ヴァイオリン工房のHPを眺めていたら
弦の張力一覧が出ていました。

G線では11kg~14Kgぐらいの張力がかかっているのですが
佐々木氏のデータによればプリムはスチール弦では一番張力が弱いのです。
プリムのmediumで11.06 Kg orchestra で 11.29Kg でし
た。

ウルフ音がひどかったスピロコアは13.97Kg でプリムとは、約3Kgも差があります。
ちなみに今A線はラーセンソリストを張っていますが18.31Kg 。
押さえるのがシンドイわけです。

このG線の張力の強さとウルフ音が逆比例するのかどうかは
解りませんが、興味深いデータだと思って眺めていました。

でもプリムのG線も、はって1ヶ月ぐらいはウルフが気にならないのですが時間の経過とともにウルフがだんだん出てくるようになります。

G線も含め今の弦は4月21日に張り替えていますが最近G線のウルフ音が気になりはじめました。
いわゆる弦の劣化という現象があらわれているせいなのかもしれません。
D線もプリムなのですが、一番押さえてる場所(例えばFis, G)は汗で弦の表面の色が変色しはじめています。
もう張り替えたほうがよいのか、もう1ヶ月は待ったほうがよいのか悩むところです。プリムは定価が安いのでD、G線は30%引きで2本買っても約4000円。

ちなみに今月28日発売のサラサーテには弦の特集がでていて、いろんなメーカーのことや弦の特徴が詳しく書いてありました。
それによればプリム弦はプロのチェロ奏者が開発した弦なのだそうです。
そうとは知りませんでした。
でも弦ってなぜスウェーデン、デンマークとか北欧に有名なメーカーが多いのでしょうか。何か理由があるのでしょうね。
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by hideonoshogai | 2007-06-29 17:10 | チェロ | Comments(0)  

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