エフゲーニ・スヴェトラーノフのチャイ5
先週ラトル+ベルリンフィルのブラームスピアノ4重奏の放映がありましたが
昨夜はエフゲーニ・スヴェトラーノフのチャイ5(N響第1324回定期)が放送されました。
演奏会があったのは今から10年前の1997年9月6日(土)。
実は、その翌週の11日(木)にスヴェトラーノフはマーラー7番を振っていて、
これはNHKホールの3階自由席でライブを聞いたのですが、
マーラー7番もすばらしかったです。
スヴェトラーノフはとてもスケールの大きな音楽を作ります。
昨夜放映されたチャイ5は聞きにいっていなかったのですが、さすがスヴェトラーノフ。
歌わせるところはたっぷり歌わせ、
ためるところはため、
スヴェトラーノフの本領発揮という演奏でした。
ラストの行進曲など完全にオケにまかせて直立不動で指揮台に悠然と立っていました。
以前にも放映されたことがあってビデオに録画しておいたのですが、
昨夜改めて見ても凄い名演でした。
いまさら言ってもしかたないですがチャイ5も聞きに行っておけば良かったです。
NHKホールで聴衆があんなに興奮しているのは滅多にみることがありません。
演奏終了直後から聴衆の熱狂的なブラヴォーと拍手が延々と続いていました。
ところでチェロ首席は藤森さんで、あの当時は髪型が「おかっぱ頭」で、
とても目立ちました。
チェロの構えが今は結構チェロを立てて(エンドピンを短くして)弾いておられますが、
10年前はかなりチェロを寝せて(エンドピンを長くして)います。
で、気になったのが、チェロの一番後ろのプルトで弾いていた女性チェリスト。
私の記憶ではN響に女性チェリストはいなかったとおもっていたのですが。
お一人演奏に加わっておられました。
どうもお姿が藤森さんの奥様の向山さんに似ているように見えました。
こんど8月18日の朝日カルチャースクールの時に質問してみましょう。
by hideonoshogai | 2007-05-08 14:16 | 音楽 | Comments(2)