藤森さん、チェロを語り弾く part 2

いよいよ5月になってしまいました。

5月は、仕事でちょっとおおきなイベントがあり
昨年の11月から着々と準備してきましたが、
あともうちょっとです。

28日の藤森さんの「チェロを語り弾く」ですが
前回書き忘れたことを補足します。

外国へ演奏旅行でチェロを運ぶときには
やはり自分のとなりにチェロのためにもうひとつ
席をとるのだそうです。

自分の席はツアー用で10万ぐらいだとしても
チェロには70万ぐらいかかるとおっしゃっていました。
やはりチェロを持参して海外への移動は大変な出費なのですね。
自分の場合にはまずそういうことは有り得ないなので
心配ありませんが。

それから、チェロのネックのところにエプロンのようなものを
つけておられました。直接チェロが体に触れると汗で楽器が
痛むので、ハンナ・チャンは厚手のタオルをはさんでいますが、
藤森さんは、このエプロンにポケットがついていて
そのポケットの中にスペアの弦をたくさんいれていらっしゃいました。
演奏中に弦が切れることが結構頻繁にあるらしく
そのときは後ろのチェロ奏者のチェロを借りて弾き
自分のチェロは弦がポケットについているので、すぐに
弦を張り替えてもらうのだそうです。

これまで、なんどもN響の演奏みていますが
そういう場面を今まで一度もみたことがないです。

あと、ガット弦についてもお話されていました。
ガット弦は音色は良いのですが
スチール弦よりも、もっと切れやすく
また音程がすごく不安定なので演奏中も頻繁に調弦をしなければ
ならないそうです。なのでオケのメンバーではガット弦を張るひとは
まずいないそうです。

最後に演奏されたシューマンの「民謡風の5つの小品」について。

実はこの作品は八王子で開催されたカサド国際チェロコンクールで
準優勝者だった、マーヤ・ボグダノヴィチが2次予選で
演奏し、この曲がとても気に入ったので
さっそく、○戸楽譜に注文しました。

3種類の版があったのですが、有名なDavidoff 版が目にとまったので
それを注文しました。

で、届いた楽譜をみてびっくり。
テノール記号で演奏される箇所がすべて1オクターブ上のト音記号で
書いてありました。Davidoff版の譜面の通りに弾こうとすると
ものすごく大変です。というより音高すぎてまったく弾けません。
ト音記号をみて瞬時にオクターブ下げて弾くような
器用なことはできないので、この楽譜はとても使いにくいです。
やはり現物をみて買わないとダメですね。

ちなみにDavidoff版の譜面の表紙はこんなです。

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by hideonoshogai | 2007-05-01 17:07 | チェロ | Comments(14)  

Commented by チェリ at 2007-05-01 23:32 x
F森さんって、お話好きですよね、楽しい講座だったようですね。
シューマンのその曲ってヨーロッパのチェリストが好んで弾きますね。日本人はあまり弾かないような。。。気のせいかしら。
あんな難しい曲が弾けるなんて素晴らしいですね。私はまだまだ親指のエチュードをやらないと弾けそうもありません。かなり難易度は高いようです。私もステキな小品が弾きたいけれど,バッハの一番が終わるまではがんばります。クーラント、今度の会で弾きますが、一箇所、スムーズに行かないところがあって恐ろしい。
部分練習が必要です。
Commented by hideonoshogai at 2007-05-01 23:58
今回の公開講座でのお話を聞いて、藤森さんにとても親近感を持ちました。もっと、いろんなお話を聞きたかったけど、1時間があっという間でした。お話されていた藤森さんは大変だったと思いますが。
あと、興味深かったのは、中学1年のときに、当時のN響の首席の徳永健一郎さんに全く面識もないのに「チェロのレッスンを受けたい」とお手紙を書かれたのだそうです。そしたら「一度みてあげるから東京へでてきなさい」と返事がきて、レッスンを受けられることになり新幹線で東京まで通われたそうです。ミュンヘンへ1年間留学されていたときのお話もおもしろかったですよ。

シューマンのこの曲は難しいです。自分はそんな弾けるわけではないです。例によって、いつもの悪い癖で「ちゃんと弾けもしないのにいつかは弾けるだろう」と買ってしまった楽譜です。2番目の曲が比較的易しくてときどき音出して遊んでます。1番のクーラント難しいですね。繰り返しのあとの31,32小節目が難所ですね。
Commented by hideonoshogai at 2007-05-01 23:59
↑の続き(字数オーバーで分けました)

ジャンワンの無伴奏聴いて驚いたのは、レミレファ・レミレソ・レミレラ・レミレシ・レミレド・レミレレのところを全部D線で弾いていたことです。繰り返しの後のソラソシ・ソラソド・・・・のところも全部G線でした。確かに同じ弦で弾いたほうが音色に変化がでないので聞いていて自然ですがクーラントの速さで1ポジから5ポジへ瞬時にポジション移動させるのは大変です。
Commented by チェリ at 2007-05-02 00:21 x
プロの演奏って、あれっ、なんか音が違うと思うとポジションが違いますよね。開放弦は避けてるって事ですか?
ペレー二なんかも、よくよく見てると、考えられない指使いやボーイングで弾いている。
31,32小節。私はボーイングを変えたのだけれど、どう弾いても難しい。今は先生と同じにして、cis-g-a-g-a-gまでダウンで一気に弾いて、次のcisはup,gはダウンで一つずつ返しているのだけれど、上手くいくのは5回のうち2回くらい。やはりゆっくり練習かしらね~?
Commented by チェリ at 2007-05-02 00:32 x
徳永健一郎さんと聴くと今でも胸が痛みます。早くに亡くなられて。。当時コンマスだった弟の二男さんと向かい合って座っていらした姿、まだ目に浮かびます。私はその頃二男さんのファンで地方公演のときはコンマス席の真下を取って、かじりついて聴いていました。
20代の頃のお話。。。
Commented by hideonoshogai at 2007-05-02 00:34
この前の日曜のN響アワーでトランペットの首席奏者がゲストで出演されていたのですが、びっくりしたのは、所謂、難所は何度も何度も練習してとにかく200回練習するんだそうです。プロでもそういう地道な練習をされているのだな、と大変驚きました。難所を200回も練習したことは今まで一度もありません。せいぜい3,40回ぐらいで諦めてしまいます。だからチェリ姉さんも、連休中に難所だけ100回ぐらいやれば、弾けるようになるんじゃないかな~~。。でも100回でも大変ですよね。
Commented by チェリ at 2007-05-02 00:54 x
そうなんだ~。なるほどね。
わかりました。明日から二十回ずつ毎日やってみます。
もしかして、一度に200回かしら。
Commented by hideonoshogai at 2007-05-02 08:20
いや、一度に200回じゃなくて、半年ぐらい時間かけて200回と、おっしゃってました。難所のとこだけ譜面を採譜するかコピーして、それに「正」の字が40ケ書き込まれていました。200回ぐらい難所を練習すると、「これだけやったんだから大丈夫」という自信がもてて、本番でもうまく演奏できるんだそうです。で、この「正」の字を40ケ書きこんだ譜面を上着の内ポケットにいれてお守りにして本番に臨むのだそうです。
Commented by チェり at 2007-05-02 13:55 x
hideoさんのおかげで腰をすえてクーラントの部分練習しました。今のところ20回くらいです。もう一曲のばろっくの曲を5回、クーラントを5回、繰り返しも入れて弾いたらスタミナ切れて、居眠りしながらクーラント弾いてしまって、限界。ミントティー入れて休憩中。
やはり太目はエネルギーないです。
Commented by tomo at 2007-05-02 14:19 x
私もエプロンつけてます!
でもエプロンにポケットがついてるのではなく、エプロン自体がポケット(袋状)になっているスグレモノ(笑)です。
いつもはエンドピンのゴムを入れているのですが、そうか~、スペア弦も入れておけばいいのですね。
今度の本番のときは入れてみます。
Commented by hideonoshogai at 2007-05-02 14:23
チェリ姉さま、すごいです!もう20回も弾かれたのですか。前半であまりとばし過ぎてしまうと、後半ばてますから、無理しないでくださいね。ミントティー、香りが良いですね。
自分もエネルギーはないほうです(笑)。あと、あまり長時間弾いていると、音あたり(音程の悪い自分の音で具合が悪くなる)するので
一回の練習時間は90分ぐらいが限界です。
Commented by hideonoshogai at 2007-05-02 14:42
tomoさんの、エプロンは自家製ですか?楽器屋さんに一度問い合わせたことがあるんですが、既製品はないみたいですね。みなさん御自分で工夫されて作っておられると楽器屋さん言ってました。自分も汗そうとうかくので夏場はタオルを楽器と身体の間に挟みます。スペア弦をエプロンの中に入れると、汗で弦が蒸れて弦が劣化しないかな?ってのがちょっと気になります。
Commented by tomo at 2007-05-02 15:46 x
私のは母が作ってくれました。楽器のネックに巻く紐は片方がマジックテープになっていてエプロン本体とくっつけます。
私のは袋状で布(キルティング)が厚めなので、汗が中まで染み込むことはないと思います。でも、楽器に当たる部分がすごく汚れているんです。エプロンがなかったら、知らず知らずに洋服が汚れてそうです。
エプロンの目的は楽器が傷むため、もあるけど、特に衣装が黒の場合、楽器とこすれると、生地がテカテカになるのを防ぐ役目もあると思います。
Commented by チェリ at 2007-05-02 18:06 x
訂正です。お名前の字が違っていました。徳永兼一郎さんでしたね。

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