ドッツアウアー48番

昨日は本来なら大阪フィルの東京定期公演を聞きに行く予定であったが
指揮者の大植英次さんが、怪我のため、急遽、指揮者と演目が変更になった。

大植+大阪フィルによるマーラー9番が聞きたかったので
チケットは払い戻した。

実現していれば、きっと生涯記憶に残る名演になっていたであろう。
そう思うと、とても残念だ。
大植さんの回復を心から願っている。

午後2時から開演の予定だったので
もしサントリーに出かけていれば、昼過ぎから夕方まで
時間をとられる。

コンサートをキャンセルしたお陰で
昨日も、充分な時間をチェロの練習にとることができた。
といっても昨日は正味2時間ほど。

前回に続き、ドッツアウアー48番について
感じたことをすこし補足したい。

ドッツアウアー48番はD-mollの分散和音をスラーで弾く。
G,D,A線をスラーで滑らかに弾くので移弦の練習にも効果的。

スピードをかなり早くすると弓が飛び3連符をスピッカートで
早く弾く練習にもなる。

といっても、これはかなり高度なテクニックを要するので
まだ完全にはできない。

スラー、スピッカートいずれの場合でも
基本的に、左手の指はすべてG,D,A線を同時に押さえていなければならない。

さらに分散和音をスラーで弾くだけでなく、3つの音を同時に重音で
弾く練習にも応用できる。

例えば、譜面の最下段、
一小節目、ラ・ファ・レ・レ・ファ・ラ
     ラ・ミ・ド#・ド#・ミ・ラ
二小節目 レ・ラ・ファ・レ・レ・ファ・ラ・レ
はバッハ無伴奏2番プレリュードの最後5章節にそのまま応用できる。

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自分の場合、バッハ無伴奏2番プレリュードの最後5小節で
一番苦労するのが最初の小節の重音。
ラ・ソ・ド#の重音だ。

もしラ・ミ・ド#だけなら問題なく割合、楽にド#を3指でとれるが、
D線がミ(第1指)ではなくソ(D線4指)になると
A線のド#の3指が、どうしても低めにずれてしまう。

これは何度やっても同じ。
A線の3指が低めにずれる。

この場合、ド#の3指はできるだけD線ソの4指にちかづけなけらばならない。
自分にとって苦手なパターンのひとつだ。

この形もドッツアウアー48番に何度も繰り返し出てくる。
上段の1小節目の3拍目、4拍目だ。

明日は夜8時からレッスン。
早めに職場を出てもレッスンに行く前に楽器を弾く時間はないだろう。

「朝起きたらすぐに、いきなり楽器を弾いて
弾けるのが自分のそのときの実力」

大学時代の弦のトレーナーから何度も聞かされたが
確かにそのとおりだ。

何度も繰り返し練習し、弾けるようになったと
思っても、
いきなり弾いた時にうまく弾けないところはいつも
同じところだ。

こういう状態では
まだまだ曲が自分のものになっていないということだろう。

夕食後には久々にエルガーの
「南国にて」を聞く。

バルビローリの演奏が一番すきだが、昨夜はガーディナー+ウィーンフィル。
軽快なリズムと華やかな響きそれに

中間部からのビオラソロの哀愁を帯びた旋律が特に好きだ。
次はホルンそしてバイオリンと順にこのメロディーが
歌われる。

まだ「南国にて」は一度もライブで聴いていない。
今度イギリスものを得意とする指揮者で是非聞いてみたい。
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by hideonoshogai | 2007-02-26 19:08 | チェロ | Comments(2)  

Commented by HARAKUN at 2007-03-03 21:00 x
hideoさまへ、はじめまして。ときどきお邪魔しています。私は若い頃にも経験がない完全なレイトスタータですので、hideoさまがうらやましいです。
バッハの2番のプレリュードは大好きで、1昨年の発表会で果敢に挑戦しましたが、力尽きて最後の重音はメタメタでした。ここは分散和音で弾いておられますか?わたしはお師匠さんから楽譜どおりに弾くように言われてます。
これからもよろしくおねがいします。
Commented by hideonoshogai at 2007-03-04 00:06
HARAKUNさま、はじめまして。こちらへ来ていただいてありがとうございます。HARAKUN さまのHPにも伺っていますよ。2番のプレリュードは良いですね。大好きなのですが、最後の5小節が決まりません。無伴奏はまだ一度もレッスン受けたことがなくて、今のところ自分の弾きたいように弾いています。最後の重音は、いちおう楽譜どおりに弾くようにしていますが、何度練習しても「よし!」という響きにはならないですね。気長にいきます。これからの宜しくお願いします。

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