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秋の鶴ヶ城

先週末、会津若松の実家にチェロを持って行って来ました。
来年90歳になる母は、このところだいぶ耳が遠くなったので、しっかり聞こえるうちに
生チェロの音を聞いてもらいたかったからです。

実家について簡単な昼食を済ませ
すぐにチェロを弾きました。

うさぎ
十五夜お月様
荒城の月
小さい秋みつけた
ジョスランの子守唄
故郷
見上げてごらん夜の星を
遠くへ行きたい
バッハ無伴奏

母はジョスランの子守唄が大好きで
最初はいきなり弾いたので「一緒に歌えなかった」と叱られました。
2度目と3度目は母に合図し、母の歌に合わせて弾きました。
すぐに機嫌が直り、喜んでくれました。
兄夫婦も一緒に聞いてくれ
兄には「無伴奏が一番良かった」ようです。

翌日、朝食後に鶴ヶ城を散策しました。
風が強くとても寒い日でした。お堀の水面が風に揺れ、まるで緩やかな川の流れのようです。
西出丸南側の内堀沿いをぐるっと東へ周り桜の広場、廊下橋を抜け本丸へ。
そして最後は荒城の月の歌碑まで。歩いた順に動画を繋げてみました。

今年の紅葉はあまり奇麗ではない気がします。

この動画に以前紹介したフカチョーバさんのチェロをBGMでつけてみました。
ブラジル風バッハは、この秋の寂しい風景にぴったりです。

こんな音が出せるようになるのは何時だろう。
いや、そんな日は永遠にこない気がします。



by hideonoshogai | 2016-11-02 21:41 | 家庭 | Comments(2)  

Commented by la-solistakao at 2016-12-01 19:00
90ですか ご長命ですね
そして チェロを聞いていただけるなんて なんて しあわせなんでしょう
うらやましいです
ジョスランの子守唄をご存知 なんて
大正生まれになるんですよね?。なんて ハイカラなおばあちゃま♪ 
Commented by hideonoshogai at 2016-12-01 23:10
kaoさん、コメントありがとうございます。
だいぶ耳が遠いので、どれぐらいはっきり聞こえたのか分からないのですが、一緒に歌っていたので聞こえてはいたのでしょう。いつも今回が最後かも知れないと考えながら弾いています。もうちょっと早く生まれていれば大正の昭和2年生まれです。

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