Not press too much

渡邉辰紀さんの右手の柔らかさにはいつも感心していますが
最近、辰紀さんがドイツのデトモルトで師事されていたKarine Georgianさんが自身のHP上で、右手についてこう述べているのを見つけました。

「もし右手に力が入りすぎると、これは良くみられることが多いけど、左手にも力がはいってしまい
、力が入る過ぎるために、ビブラートやイントネーションも含めて音が病んでしまう」
実際、プロの演奏家でも聞いていてとても疲れてしまう演奏が時々ありますが
おそらく聞いていて疲れてしまう演奏では、きっとこの右手に力が入りすぎることが悪さをしているのでしょう。

「右手の脱力」はプロにとっても難しいのですから我々アマチュアにとってはもっと難しいことを再認識しました。

で、このKarine Georgianさんがどんな演奏をされるのか
You tube を見てみましたが、いやぁ~、実に素晴らしい演奏ばかりでした。

どれをアップするか迷いましたが「ロココ」の最後を貼り付けておきます。



右手の動きにまったく無駄がなく動きが真っすぐです。
また、この映像から辰紀さんのボーイングがGeorgianさんにそっくりであることにも気づきました。

Georgianさんのチェロをじっくり聞きたくなったので
最近、録音されたCD(バッハ無伴奏+ビオラダ・ガンバソナタ3枚組、シューマンチェロ曲集1枚)を先週末入手しました。

これからしばらくはKarine Georgianさんのチェロを楽しみます。
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by hideonoshogai | 2012-08-27 21:17 | チェロ | Comments(2)  

Commented by えにお at 2012-08-30 05:25 x
本当にその通りですね。脱力、大切です。
もっともそれは全身の脱力ともつながっているかも知れません。
リラックスと言ったら良いでしょうか。
必要なところに必要なだけの力が用意されていて、
後はリラックスしている状態。
この方、StradのCello Heroesに紹介されていました。
また読んでみたいと思います。
デットモルト出身の音楽家の方は何人か存じていますが、
本当に名門ですね。
Commented by hideonoshogai at 2012-08-31 11:12
えにおさん、こんにちは。全身の力を抜きいつもリラックスした状態で弾けるのが理想ということ、頭ではわかっても実際にはとっても難しいですね。
Cello Heroesに載っているのは知りませんでした。
というかゲオルギアンさんのことは今回調べるまで知りませんでした。デトモルトにもナヴァラの後任の教授として就任していますから、当然、ナヴァラが推薦したほどの実力の持ち主なんでしょうね。
シューマンとバッハをこのところ毎日聞いていますがチェロらしいしっかりした響きでとても気に入っています。

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